眠れぬ夜のために 13(皇紀弐千六百七十九年二月十七日 弐)

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 仕事に行き詰ったので、ブログを書いてゐます。休憩~。五木寛之先生のこのタイトルの本に沿って自分を見つめてゐます。今日の言葉はすごいですね。そうか!仕事ではなく「行」にすればいいんだ!

抄録2 矛盾と不合理
 千日回峰行を達成した行者の一人の、食事メニューを見て、私は愕然とした。
 まず、一日二食である。それも全く同じ献立で「堂入り」以外の一千日あまりをすごすのだ。塩ゆでのジャガイモ二個。豆腐半丁。うどん半皿。
 それがすべてだ。それ以外のものは一切、口にしない。それで想像を絶する荒行をつづけ、一日に少ない日で三十キロ、多い日は八十キロを飛ぶように歩き、峰々を巡拝するのである。
 カロリー計算は一体どうなっているのか。インプットするエネルギーと、アウトプットするエネルギーの差引きはあるのか。私はその難行を貫徹した大阿闍梨と会って、いろいろ話をうかがった。おだやかな風貌の小柄なかただった。
 「どうしてそんなことがあり得るのでしょうね」ときくと、行者は少し考えて、こう答えた。「行だからですよ。スポーツだったら無理でしょうね」 [養生の実技]

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このページは、宝徳 健が2019年2月17日 23:02に書いたブログ記事です。

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