今日は、昭憲皇太后の ご命日です。明治天皇の皇后さまです。知らな日本人が多いのにはびつくりします。
そして、海外の人がたくさん知つてゐるのに、これまた日本人が知らないのがEmprss Shoken Fundです。
この人たちが来ているTシャツにデザインされている寫眞は、昭憲皇太后です。南太平洋にバヌアツの人たちです。バヌアツでは、貧しくて教育も受けられず、働くところも限られているので、麻薬や酒の誘惑に負けて犯罪に走る若者も少なくないのです。
彼らは「命の教育」を受けた修了者です。臺風や洪水に頻発するバヌアツで、若者に災害救助などを教え、社會に役立つ存在に立ち直らせやうといふのが「命の教育」といふプロジェクトです。
このプロジェクトは、平成二十二年(2011年)にEmpress Shoken Fund(昭憲皇太后基金)から約四百万円の助成を得て實行されました。
この基金は明治四十五年(1912年)に昭憲皇太后が國際赤十字に下賜した十萬圓(現在価値で約三億五千萬圓)をもとに創設されました。その利子を用いて、現在までに、大東亞戰爭中の昭和十九年(1944年)を除いて、百年餘に渡つて、世界161か國以上に総額十一億円が分配されてきました。
その後も皇室や我が國政府、明治神宮などが寄付を續け、現在では基金総額は十八億圓以上となってゐます。女性プロジェクトの結果は、毎年四月十一日の昭憲皇太后のご命日に、スイスのジュネーブにある赤十字國際員會本部から發表されます。
コメントする