あんな2000万円問題なんかどうでもいいことをメディアで取り上げるから、国会や政治家はなんてくだらない仕事をしているのだろうと国民が誤解してしまいます。こういう良い仕事をしていることをなぜとりあげないんだろう。
先日このブログで「いじめはなくらなない」と断言しました。意思を持った人間(中学生にもなると当然)は、自分で難局を乗り切ることを覚えなくてはなりません。
でも、児童虐待はだめです。自分で自分を守る術を持たない人間に対しては大人と社会が手を差し伸べる必要があります。
六月七日に国会で成立した 改正民法はまさにこれです。
「特別養子」の縁組の要件が緩和しました。
家族から虐待を受けて施設などで暮らすことになった子供たちが、実の親と縁を切り、新しい家族の下で安心して成長できるようになりました。
児童養護施設などで生活している児童が里親が居れば一緒に暮らす養子縁組も可能ですが、虐待をする愚か極まりない親どもは、これを金儲けの道具にさえします。こどもの法的な親子関係が残っているからです。
特別養子縁組は、普通養子縁組とは異なり、必ず家庭裁判所の審判で決まるので、実の親と完全に法的な関係が切れます。戸籍にも載りません。
これまでは、五歳以下しか対象ではなかったのですが、十五歳~十七歳についても、以前から里親などとして一緒に暮らし、本人の同意などの条件を満たせば縁組も可能になります。
まあ、その前に教育の改革です。今回の吹田市の事件もそうですが、まともな大人が育たない社会。まともな大人を育てない社会になりました。
あっ、改正民法は1年以内に施行される見通しです。
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