源氏物語 108(皇紀弐千六百七十九年 令和元年九月六日 參)

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 ひえ~、前回書いたのが四月十四日(涙)。5カ月前。ずいぶんブログをさぼっていたなあ。でも、この源氏物語さえ楽しみにしてくださっている方がいますので、つづけますね。それに、源氏物語はわたしのライフワークの一つです。

 つなぎのために、前回書いたことから。

 前囘は、「影護」の言葉を紹介しました。

 四辻善成が書いた「河海抄」が「うしろめたし」といふ源氏物語の本文を解釈した時に、「和名抄」といふ、我が國志この漢和辞典を参考にして、「影護」を「大切な人を覆ふやうにして、陰ながら護つてあげたい」の意味だとしました。

 この「河海抄」の説は、その後の源氏物語の研究者たちに影響を與へました。

 さて、本文です。
 前囘は、花散里のことを紹介しましたが、同じよやうに、明石に行く前に交流があつた女性たちとも近づこうとします。

 この第十四帖には、有名な「住吉詣」があります。

 自らの苦境からの脱却について、住吉の神に、願をかけてゐました。それが叶ったのですから、当然、お禮詣が必要です。

 それはそれは立派な住吉詣です。お供の行列、衣裳、音樂・・・・。

 そして、お互い全く知らないのですが、なんと、明石の君も、この住吉詣に船を進めていたのです。さてどうなるか。つづく

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このページは、宝徳 健が2019年9月 6日 14:29に書いたブログ記事です。

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