源氏物語は、四辻善成によって、虚構の物がt璃から「虚実相半ばする物語」へと読み替えられました。源氏物語は、表面だけ見れば虚構であっても、その根っこには歴史的事実があるのです。
だから、千年以上にもわたって、これだけ人を魅了し、紫式部が残した謎かけをみんなが必死になって解きます。
では、四辻善成が確立したモデル説を次回紹介しましょう。
本文です。
六条御息所(ろくじょうのみやすどころ)が、伊勢の祭祀年て赴任していた娘と一緒に都に帰ってきました。
なんとなんと、光源氏六条御息所はもちろん気にかけますが、
「斎宮がどうせいちょうされたか」
と、若い娘の方が気がかりです。母親に似て充分美しいだろうし、御息所の娘なら好みが合わないわけがない。と。なんちゅうやっちゃ。
そうこうするうちに御息所は重い病に陥り、さまざまな罪科をおもんばかって尼になってしまいました。
光「えって、なんだって?」
光源氏はすぐに訪ねました。つづく
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