紀元節にふさわしい、とても重要なことを一つ。
昔、古事記を読み始めた時に、國譲りの話を読んで不思議に思いました。せっかく大国主命が作り上げた国を天照大御神はなぜ譲ろうとしたのだろうかと。
その答えがあることを学んだ時にはっきりとわかりました。
井上毅(いのうえこわし)が命じられて教育勅語を創ろうとしていた時の話です。
当時は、欧米が素晴らしく日本はダメという時代でした。森有礼などは社会科の教科書では絶賛されていますが日本語をなくそうとまでした人間です。
井上毅はさまざまな魅力を持つ我が國の根源は何かを調べ尽くします。そして「シラス」という言葉に出会います。
シラス:「領土領民(ばかりかそこに存在するすべてのもの)を支配すること」「主人(うし)」が「履く(はく所=所有する)」
シラス:「知らす」国 大祓詞に「瑞穂の國を安國とたいらけく知ろし食(め)せ」とあります。この意味は、「安寧な国となるように國を知りなさい」という意味で。「一体化しなさい」という意味です。なので、天子様(今では陛下)は、私たち国民を「おほみたから」としてご自分より大切な存在ととらえてきました。それが我が国の憲法であり、今の日本国「憲法典」はまったくこの考え方からはずれますので「憲法違反な憲法典」なのです。
大日本帝国憲法と教育勅語はこの考え方に基づいて創られました。
ですから井上毅の大日本帝国憲法第一条 草案は
大日本帝国は万世一系の天皇の治(し)らすところなり
だったのです。法律用語のそぐわないからと変えられてしまいましたが。
冒頭に戻ります。大国主命という名前を見ればわかりますが「大国を支配する主=ウシハク=支配者」だったのです。なので、高天原(たかまがはら)にいた天照大御神は、これは神勅に反すると、瓊瓊杵尊を遣わしたのです(天孫降臨)。
日本人なら必ず知らなければならないことですね。
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