BCPの本質(皇紀弐千六百八十年 令和弐年4月18日 四)

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  繰り返し述べますBCPに絶対に必要なのは
RTO(目標復旧時間)
です。

 これがないBCPはBCPではありません。

 有事の際にこのRTOを達成するために、平時より仕事の仕方を変えていくという組織開発であり人材開発なのです。これが究極のBCPの「目的」です。つまり、意思決定のできる組織です。だから、BCPをつくりました~、だけではダメなのです。

 何かがあったときに、対策本部を30分以内で立ち上げられますか?社長がいないときにも平然とBCPが稼働しますか?重要書類は、いつてもセーフティですか? バックアップされていますか?

 では、BCPの目標は何か。想定外の事態が起きた時にでも自社を生き残らせることです、だからすべての事業を立ち上げることなどしません。事業トリアージです。そのトリアージのBCPで優先順位も決めておきます。

 今回は、明らかに武漢ウィルスパンデミックに対して行政も、企業も、何もかもにRTOがありませんでした(最近は行政BCPが最も必要だと感じています)。

 私がたくさんの企業に提供してきたBCPも甘かった。忸怩たる思いです。千葉の大雨などには見事に対応できたのですが・・・。 私が保有するすべてのBCPプログラムを練り直します。

 BCPをはじめとして、他の仕事においても自分の仕事のミッションがより明確になっています。

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このページは、宝徳 健が2020年4月18日 08:19に書いたブログ記事です。

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