田村秀男氏記事紹介③皇紀弐千六百八十年 令和弐年四月四日) 

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三回にわけて紹介しています。どう読むかはおまかせします。


消費税増税がいかに日本経済を衰退させてきたのか、グラフが物語る。歴代政権がなぜ悪手を繰り返してきたのか。ひとことで言えば、失敗を認めないからだ。

 大人は子供に向かって「失敗したり間違いを犯したら、誤りを認めるんですよ」と説教するのだが、エリートたちはどのツラ下げて、とあきれてしまう。始末の悪いことに、嘘の上塗りに努める連中ばかりだから、ろくな経済政策も不況対策も出てこない。元凶の消費税率の大幅引きげかゼロ%にするのが正解であることは、子供でもわかるはずだ。

 首相の責任は誰よりも重大だが、安倍首相とて内心はしまったと思っているだろう。伝え聞くと、安倍氏は某所で「消費税増税は失敗だった」とつぶやいたそうな。しかし、国民に向かって正々堂々と「失敗でした」と謝罪しない限り、大型減税断行路線に切り替えられないだろう。

 1997年度に消費税増税と緊縮財政に踏み切り、日本国民を慢性デフレに追い込んだ橋本龍太郎首相(当時)の悔いを思い出す。橋本氏は2001年4月、首相再登板を狙い小泉純一郎氏と自民党総裁選を争ったとき、街頭やテレビで、深々と頭を下げた。「私の緊縮財政は間違っていた。財政再建のタイミングを早まって経済低迷をもたらした」。しかし、現職中にそうしなければ意味はない好漢、橋本氏はさぞかし無念だっただろう。

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このページは、宝徳 健が2020年4月 4日 13:34に書いたブログ記事です。

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