武漢肺炎金融対策 実際の現場では(皇紀弐千六百八十年 令和弐年四月九日 弐)

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 金融対策がこれなら経済対策が出た時の絶望感は推して知るべしです。

 今は、消費税をゼロにして、現金をがたがた言わずに市立配って(外国人はダメです)、国債を百兆出して(百年償還国債)、日銀がそれを買上て市中に現金を流し込むしかありません。インフレには良いインフレと悪いインフレがありますが、デフレはすべてが悪いデフレです。歴史上こんな失敗は何度も繰り返しているのになぜ、同じことをするか。マクロ経済学、地政学、軍事学の知見があまりにも国民に不足しています。だから、バカな政治家・官僚・マスゴミが跳梁跋扈します。さて、どうするか。

 今回の金融対策もそうです。だいたい予算を見てください
 
 資金繰り支援 一般保証枠2.8億円、SN(セーフティネット保証2.8億円)+危機関連保証枠2.8億円の合計8.4億円 こんなんで、我が国の98%を占める中小零細企業を救えるのか。

 だから、現場で何が起きているのか。
 日本政策金融公庫でも商工中金でも、コロナ対策融資を申し込むと300万円程度の答しか返ってきません。

 地銀は県によって違いますが、これまで通り、専門家の実抜計画を出せとのたまいます。今、武漢肺炎で苦しみの極致にある企業を救えるのか。実抜計画を作成しようとすれば事業DD(デューデリジェンス)・財務DDに3か月、実抜計画を作成するのに1か月(から2か月)。かかります。この状況でこんなことを「優先していては企業は潰れてしまいます)。

 今は、「返済猶予と出来れば利子補給がある融資を受け、その返済猶予期間のうちにビジネスモデルを再構築する実抜計画をつくり中小零細企業を新しいステージに乗せることが大切です。

 戦いで一番いけないのは戦力の逐次投入です。戦いでは戦力の全力投入が必要です。

 ちまちまと支援対策を打っていたら我が國の宝 中小零細企業が壊滅してしまいます。

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このページは、宝徳 健が2020年4月 9日 13:38に書いたブログ記事です。

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