つづきです。私淑する 元京都大学 教授 中西輝政先生は 御著書「情報亡国の危機」で、インテリジェンスには次の三つの意味があると仰っています。
第一にインテリジェンスとは、国策、政策に役立てるために、国家ないしは国家機関準ずる組織が集めた情報の内容を指す。いわゆる「秘密情報」、あるいは秘密ではないが独自に分析され練り上げられた「加工された情報」、つまり生の情報(インフォメーション)を受けとめて、それが自分の國の国益や政府の立場、場合によると経済界の立場に対して、「どのような意味を持つか」というところまで、信憑性を吟味した上で解釈を施したもの。
第二に、そういうものを入手するための活動自体を指す場合もある。
第三に、そのような活動をする機関、あるいは組織つまり「情報機関」そのものを指す場合もある。
そして、このインテリジェンスが担当する分野についての四つも述べられています。つづく
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