息子個から教えてもらった言葉です。このテクニカルターム(専門用語)は知りせんでしたが、内容は知ってはいました。経済学の常識です。
企業経営をしているとどうしても一企業という「ミクロの視点」に陥りがちです。
そう、合成の誤謬。
合成の誤謬とは、例えば、みなさんが、甲子園球場に野球を観に行くとします。良い場面になりました。よし!良い場面を観るぞ!と立ちあがります(ミクロの視点)。すると全員立ちあがります。結果みんな良い場面が観られなくなります。つまり、マクロの視点が欠如していることに気付かずに、いつまでも「損をしhた」と文句を言います。
経営者は絶対にマクロ経済をはじめとしたマクロの視点が必要です。かつての経営者はみんなその視点がありました。
まあ、いいや。俺も今ないし(笑)。
かつて、英国が、英国病という国家病に陥りました。私が高校生のときです。
ご存知の通り、英国には、保守党と労働党(とその他)があります(当時はこの二つ)。
労働党政権が社会主義政策を推し進め国がとんでもないことになりました。
その後サッチャー(良いか悪いかは別として彼女がいなければ今の英国はもっと悲惨なことになっていたでしょう)が登場してなんとか立て直しました。その時の言葉が有名ですね。
金持ちを貧乏人にしても貧乏人は金持ちにならない
サッチャー当時大学生だった私は、英国にとても興味をもちました。今から考えたら本当に幼稚な知識です。
英国が当時衰退(社会主義政権の時)したのは、経済の移動がなかったのです。「人」「モノ」「金」という国家資産が、柔軟に移動する社会がなければ國は反映しません。経済的な豐がない国は共産主義勢力が跋扈し始めます。危険水域です。
さて、ルイスの転換点。
発展経済学からみると、発展途上国の労働市場が労働過剰状態から労働不足状態に移行することを言います。
一発展途上国の経済が農業部門と工業部門から構成され、工業部門の発展に従って農業部門の過剰労働力が工業部に吸収されていく。この過剰労働力が完全に苦行部門に吸収される点がルイスの転換点です。かつての社会主義政策の英国では、その流動性の欠如によりルイスの転換点を迎えるのが遅かったのです。
支那大陸は、支那共産党の閉鎖政策は、かつての英国の比ではありません。ルイスの転換点なんて迎えようがありません。迎えようと流動席な政策をとると暴動が起きます。
マクロです。経済学も地政学も軍事学もマクロの視点からミクロに入らなければいけません。ミクロからマクロは必ず失敗します。政治家や経団連が支那詣でをするもの、一企業の利益を追求しすぎるからです。
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