以前しました、高校の日本史の授業のことを振り返ります。
当時左翼バリバリの福岡県教職員組合の教師が「教科書にある治安維持法改正というところを改悪に書き直しなさい」と言いました。
私「その理由を教えてください」
と言いました。教師は真っ赤な顔をして教室から出て行ってしまいました。
今日は、なぜ私がそういったかの理由を書きます。江崎先生がとてもわかりやすくこの「日本外務省はソ連の対米工作を知っていた」の著書でまとめてくださっています。
ドラマや漫画や小説を読むと多くが特高警察がただたんに悪だったとか、治安維持法が悪いとか書かれていますが違います。我が国は誰と戦っていたか。共産主義です。それに気づかないアメリカが、ただ強くなるに本を嫌って、戦争を仕掛けてきました。大東亜戦争が終わってからアメリカが気づいた時にはもう遅い。共産主義の跳梁跋扈。こんな世界になってしまいました。アメリカは時々とんでもないことをします。
大正十四年(1925年)に我が国は、ソ連と国交を樹立します。目的は国交の安定(ポーツマス条約の有効性の再確認)と、漁業資源に関する条約の維持及び改定です。そして、この年に治安維持法が制定されました。
国交を樹立すると、ソ連が日本に堂々とスパイを送り込んでくるからです。
その前年には、それを見越して主要都道府県に「特別高等警察課」が設置されました。特高による共産主義者とスパイへの対応です。それを統括する機関として内務省警保局に保安課が創設されました。
保安課は、国際共産党の動向、1922年に設立された日本共産党との関係などの情報収集と分析と対策を担当しました。
さらに、国内だけでは対共産主義には不足することから、数か国に外事警察の支部がおかれたのです。
次回に続きますが。このことを理解もせずに自分たちの思い込みだけによって、将来の我が国を背負う子供たちに、このようなことを言うあの日本史の先生を私はいまでも許すことが出来ません。
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