脳は人を散漫にさせようとするのに、集中しなければ物事を成就させることができない。
中野信子先生は、「では、どうすればよいか」とおっしゃっているのでしょうか?
「散漫になりなさいという脳の『警報装置』を作動せる要因をできるだけ排除する」こと。
1.集中を乱す敵を視界から排除
2.いい集中空間を演出する
3.キリが悪いところでやめる―ツァイガルニク効果の応用
4.スリープ状態をつくる-バックグラウンドで脳を働かせる
5.とにかくやり始めると抹消からスイッチが入る
6.あえて人目につく場所で作業してみる
7.集中できないのはセノトリン不足かもしれない
前回は3.キリが悪いところでやめる(ツァイガルニク効果の応用)でした。
今日は4.スリープ状態をつくるバックグラウンドで脳を働かせる です。
前回のキリが悪いところでやめるの続きにもなるのです。
キリがわるいところでやめることで、ほかのことをしているときでも、頭が完全にoffではなくスリープの状態になります。意外とスリープ状態の時にいアイデア答えが出てきたりします。
仕事をキリが悪いところでやめて、お風呂に入った寝床についたりすると「あっ、ということがよくありまうす」。
だから、常に身近にメモ用紙を置いて置く必要がありま。その時思いついたアイデアは、「キリが悪いところまで」が頭にインプットされています。思いついたことをメモして、後で読み返しても、20個に1個ぐらいしかナイスアイデアはありません。でも、20個思いつかないとその1個にたどり着けないのも事実です。
仕事をしていて、よく、「〇〇時までやったら10分休憩しよう」と思うことがたくさんあります。これだめですね。自然に集中力のタイマーが切れるまでやればいいのだそうです。
すごい人は、このタイマーが切れる時間が長いのです(つまりキリが悪いところにたどり着くまでが長い)。
世界的な物理学者長岡半太郎博士(本来は長岡博士の研究成果がノーベル賞をとらなくてはいけなかったのに、惡のアメリカが分捕ってしまった)は、研究に没頭するあまり、日露戰爭が起こったことに気づかなかったそうです。 まあ、そこまでは無理としても、きちんきちんとしすぎることはないのですね。
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