集中力のしつけ方:人は実は集中している時の方が危険 10(皇紀弐千六百八十年 令和弐年十二月十六日)

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 脳は人を散漫にさせようとするのに、集中しなければ物事を成就させることができない。

 中野信子先生は、「では、どうすればよいか」とおっしゃっているのでしょうか?

「散漫になりなさいという脳の『警報装置』を作動せる要因をできるだけ排除する」こと。

1.集中を乱す敵を視界から排除
2.いい集中空間を演出する
3.キリが悪いところでやめる―ツァイガルニク効果の応用
4.スリープ状態をつくる-バックグラウンドで脳を働かせる
5.とにかくやり始めると抹消からスイッチが入る
6.あえて人目につく場所で作業してみる
7.集中できないのはセロトニン不足かもしれない

 今回は、6.あえて人目につく場所で作業してみる。

 です。


 ある企業が行った子供の勉強についての調査では、個室より家族が出入りするリビングでやる方が効率が上がるという結果が出ているそうです。

 私たちの子供のころは、日本全体がまだ貧しかったので、子供一人に一部屋というのはほとんどありませんでした。子供の数も今より多かったから、一部屋三人とか。今のちゃぶ台で食事の前後には、そこを勉強机にするなんてことはざらでした。

 だからみんな勉強が好きだったのかな(最も、先生たちがまだ戦前の教育風土を残していたから教え方もうまかったし愛情もたっぷりでした)。そういう環境下なので、クラスで一人だけ孤立するなんてこともあまりみかけませんでした。

 人目がつくところで勉強する。ゆるやかな圧力がかかってなんとなく勉強をしなければならないという気持ちに自然となりますし、サボろうという気にもなりにくいのでしょうね。

 これは当然大人にも当てはまります。

 最近、マクドナルドや喫茶店で友達数人と勉強をしている高校生をよくみかけます。最初は、あんなんで頭に入るんかいな、と思いましたが、効率がいいんですね。

 私の家の近くにコロワというイオン系のスーパーがあります。この地下には、コンセントがあってWi-Fiもあります。学生やサラリーマンでいっぱいです。これもそうなんですね。

 私?研究や調査に没頭する時は一人がいいなあ。特に早朝。でも、作業的な仕事をするときは、スタッフや誰かがいてサボれないようになっている環境が好きです。

 断言します。在宅勤務なんかでは絶対に生産性は向上しません。メディアや官僚に騙されないことです。

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このページは、宝徳 健が2020年12月16日 05:32に書いたブログ記事です。

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