脳は人を散漫にさせようとするのに、集中しなければ物事を成就させることができない。
です。 二回に分けて書きます。
中野信子先生は、「では、どうすればよいか」とおっしゃっているのでしょうか?
「散漫になりなさいという脳の『警報装置』を作動せる要因をできるだけ排除する」こと。
1.集中を乱す敵を視界から排除
2.いい集中空間を演出する
3.キリが悪いところでやめる―ツァイガルニク効果の応用
4.スリープ状態をつくる-バックグラウンドで脳を働かせる
5.とにかくやり始めると抹消からスイッチが入る
6.あえて人目につく場所で作業してみる
7.集中できないのはセロトニン不足かもしれない
今回は、7.集中できないのはセロトニン不足かもしれない
中野信子先生は、「これといった理由がないのに、そこはかとなくやる気が出ないというのは、もしかしたら脳の神経伝達物資である「セロトニン」が不足しているかもしれないかもしれません」とおっしゃいます。
セロトニンには精神のバランスを安定させる働きがあり、これが不足すると、「うつ」っぽくなるそうです。何かこれと言って原因があるわけでもないのに、気持ちがふさぎ気味で、何をするにもおっく・・・という状態です。
男女で比較すると、男性より女性のほうが脳内のセロトニン合成量が少ないそうです。女性の方が不安を感じやすかったり、うつ病になりやすいのもそれが原因です。
セロトニン不足をスセグには、まずは「食べ物」なんだそうです。
セロトニンを合成する際の原料となるのはアミノ酸の一種である「トリプトファン」で。このトリプトファンは、「必須アミノ酸」と呼ばれ体内では合成することができません。だから食べ物から摂る必要があります。つまり、セロトニンを合成するには食事を摂ることが必要です。
トリプトファンを多く含み食べ物。
・カツオ
・レバー
・パスタ
・チーズ・・・・・
タンパク質にも多く含まれているようで
・落花生
・ごま
・ほうれん草
・豆もやし などにも
気を付けなければならないこと(調べました)
低タンパク質ダイエットや糖質制限ダイエットです。これを摂りすぎるとトリプトファンが不足ししがちになり、トリプトファンをはじめとするアミノ酸が筋肉に取り込まれるには炭水化物が必要なので、炭水化物を摂らないと、いくらトリプトファンを摂取しても体に吸収されません。まあ、バランスの良い食事をしろってことですね。
さて、まだまだセロトニン合成の秘訣があるようです。 つづく
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