私の履歴書 18(皇紀弐千六百八十年 令和弐年大晦日)

| コメント(0) | トラックバック(0)
 福岡県遠賀郡芦屋町の紹介をしています。小学校五年生後半から中学校三年間と高校浪人した1年間過ごした街です。あまり好きな街ではありませんでしたが、ああいう街(いずれ書きます)で過ごしたことは私の人生に大きなプラスになりました。前にも書きましたが

力なき正義は正義にあらず

という価値観を教えてくれた街です。

 とにかく、筑豊炭田から掘られた石炭を遠賀川で「川ひらた」で運搬する最終目的地です。遠賀川の河口から各地に運ばれます。なので、それなりに栄えた街なのでしょう。歴史もすごいですよ。岡湊神社があります。これについては次回にしようかなあ。神武天皇とはゆかりが深い。

 そんな街がなぜ衰退したか。鉄道(鹿児島本線)を通す時に、住民が反対したからです。通していたら観光地として(海も近いし、食べ物美味しいし、歴史も深いし、和菓子もあるし・・)、きっと反映したでしょう。時々の判断って大切ですね。

 今日は、そんな芦屋町の伝統の一つである芦屋釜(あしやがま)を紹介します。芦屋釜のHPからです。
 
 芦屋釜もなかというお菓子もあります。

あしや釜本舗 -

あしや釜本舗 -

 この隣にたこ焼き屋さんがありました。優しいおばちゃんがやっていました。おいしかったなあ。よく行きました(かなりすごいエピソードがあるのでまた今度)。
 芦屋釜は、南北朝時代頃(14世紀半ば頃)から筑前国芦屋津金屋(ちくぜんのくにあしやつかなや)(現在の福岡県遠賀郡芦屋町中ノ浜付近)で造られた茶の湯釜です。「真形(しんなり)」とよばれる端整な形と、胴部に表される優美な文様は京の貴人達に好まれ、垂涎(すいぜん)の的となりました。

 その製作は江戸時代初期頃に途絶えますが、現代の茶席においても芦屋釜は主役を務める存在であり、大変珍重されています。

 その芸術性、技術力に対する評価は今なお高く、国指定重要文化財の茶の湯釜9点の内、8点を芦屋釜が占めています。

 それらは、全国の著名な博物館等に所蔵されていますが、ここに3点を紹介します。

重要文化財 芦屋浜松図真形釜 東京国立博物館蔵

重要文化財 芦屋楓流水鶏図真形釜 九州国立博物館蔵
画像提供:九州国立博物館 小平忠生氏撮影

重要文化財 芦屋霰地楓鹿図真形釜 細見美術館蔵

トラックバック(0)

トラックバックURL: http://www.soepark.jp/mot/mt/mt-tb.cgi/8604

コメントする

月別 アーカイブ

Powered by Movable Type 4.261

このブログ記事について

このページは、宝徳 健が2020年12月31日 05:26に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「政府による罰金の強化 最終回(皇紀弐千六百八十年 令和弐年十二月三十日 參)」です。

次のブログ記事は「雪下出麦(皇紀弐千六百八十年 令和弐年大晦日 弐)」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。