士魂商才第九十二号(皇紀弐千六百八十一年 令和參年壱月十七日)

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 今日は、阪神・淡路大震災から二十六年ですね。後日ゆっくり書きます。

 士魂商才第九十二号の原稿が明日書きあがります(校正も)。遅くとも二十日までには発送できます。みなさんのお手元に今週中につきますように。

 巻頭言だけ紹介します。

【第九十二号:ダイナミズムのルネサンス】

 弊社月刊誌「士魂商才(しこんしょうさい)」第九十二号です。タイトルは「ダイナミズムのルネサンス」です。

 中野信子さんの考え方は前月号の巻頭言で紹介しました(巻末に掲載)。これは私にとってかなりショックでした。その後、たくさん(?)の若者と話をしました。表現の仕方は違いますが、どうもこんな感覚でしょうか(次頁掲載。まだまだ理解不足ではありますが)。「それを解消するためには『正しい』歴史を学ぶことだよ」などと説教じみたことを言っても彼らにとっては間尺に合わない(浮かばれない)でしょう。

 完全に私たちの世代の責任です。まずは、この事実を受け留めなくて、この責任を考えなくて、彼らの成長を引き出せるはずがありません(すべての『彼ら』がそうだと申し上げてはいません)。

 人づくりとはいつも一緒です。「要求すること(請求書型リーダー)」ではない。「自らが成長しその姿を示す(領収書型リーダー)」が人づくりです。人が動かないことを嘆くのではなく、人が動かない真因・心因を自らに求めることです。

 中世欧州にてローマ帝国がカトリック教会主義(すべてのキリスト教とは言わない)に滅ぼされ、暗黒時代が欧州を包みました。聖書しか読むのを禁止されたため科学技術が破壊されました。不潔な暗い時代でした。「(異教徒ではなく同じキリスト教でも)異端児は殺さなければならない(殺しても良いではない)」時代でした。魔女裁判が起きました。「正しいことを知っている、それだけで十分殺す理由になる」が正当化されました。人々は疲れに疲れある國の女王が言いました。「異端児でも殺さなくてもいいんじゃない(殺してはダメではない)」。ああ、昔(のローマ帝国)に戻りたいと、ルネサンス(再生)が始まりました。

 翻って我が國。世界で唯一歴史を連続させた誇りを失い。明治維新という奇跡を成し遂げ、国力があまりにも違う清やロシアとの国家の存亡をかけた戦いに勝利を収めた人間力を捨て、たった一度の戦争に負けただけで負け犬根性に身を委ねそして、本来の我が國國民が持っているダイナミズムを失いました。さあ、今必要なのは、ダイナミズムのルネサンス(再生)です。そして、次世代に勇気を遺す。あの明治維新の英雄高杉晋作の楽天性とダイナミズムを取り戻す。大東亜戦争直前に酷似したこの状況を打破する。

 「今」に負けてたまるか。「今の政治」「今の官僚」「今のメディア」「今のあらゆる外部環境」そして何よりも「今の自分」。 勝つとは申し上げていません。「負けない自分」。私は命ある限り絶対にしらけない。今月号もお楽しみください。

                                    感謝合掌

皇紀二千六百八十一年 令和參年一月吉日

株式会社 経営戦略室 代表取締役 寳德 健

(若者たちと会話した私なりのサマリー)

☆俺たち(私たち)は、あなたの育った時代と違って、圧倒的に経験値が不足している。だから、何をやるにしても、今一歩足が踏み出せないことが多いんだ。だから、つい、自分の得意分野しか行かない傾向がある。

☆前にすすめば何かが実現した世界を経験していないので、楽天的になれない所がある。だから、目的や目標などが理想論に聞こえてしまう。

☆「成長」という言葉のイメージがはっきりしない。


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このページは、宝徳 健が2021年1月17日 18:04に書いたブログ記事です。

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