私は、小学生まではとても喧嘩が弱かった。なのに、気だけ強いから六年生の時にこんな事件に遭いました。
怖かったな~。この日は「ああ、もう今日は生きて帰れない」と父母に心の中で謝りました。
すぐ近くに海がある街なのに、なんと、海辺にプールまであったのです。六年生の時に、そのプールで泳いでいると、無謀な泳ぎ方をしている人がいました。私にぶつかったので、少し舌打ちをしました。
その時は、誰かが止めたので、その人は、私に手を出さなかったのですが、後日、またプールで泳いでいると、
「おい、そこの強い人。ちょっと顔を貸せや」
と、トイレに連れていかれました。そこには20人ぐらいの不良が・・・・。
怖かったなあ。大人数で殴られはしなかったのですが、後日、その人が、中学一年生の学年番長の人だと知りました。その番長さんに何十発と殴られました。
痛いというより恐怖です。さすがにこの時は、土下座をして謝りました。
解放という名がぴったりの終わり方です。家に帰りました。顔はボコボコ。身体はあざだらけ。姉と妹は、声が出ていませんでした。
父母は平気な顔。母が「どうしたの?」と。「階段で転んだ(そんなはずはありません)」。不良が怖いのではなくて(当時は先生はこの程度の問題は扱わない)、父母が怖い。負けたと言おうものなら、家からたたき出されます(実際は心配だったと思うのですが)。
鍛えられましたね~。
力なき正義は正義にあらず
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