永久保存版第一号巻頭言 |
弊社月刊誌「士魂商才(しこんしょうさい)」第九十三号付録 永久保存版第一号です。八十九号~九十二号までの遺しておきたい記事をまとめています。タイトルは「価値の遺産第一号」です。第九十一号のタイトルが「身の程知らずの面白さと楽しさ」でした。そのやんちゃ坊主の第一弾かな(笑)。
私は、第八十九号の「フリーダム」というコンセプトを息子の助言によってもらい、心にストンと落ちてから、生きている至福の幸せに出逢いました。ずっとずっと、どこか心の中に眠っていたことがその瞬間に宇宙創成のように自らに蘇ってきました。新たに蘇ってきたのではありません。これまでの父母が私に施した教育、たくさんの素晴らしい経営者の方々のお導き、あの不都合不合理鬱陶しさの中にある人間臭い愛情にあふれた「かつての」出光興産㈱の先輩たちとの涙が出るような感動の経験、そして、数限りなく様々な体験をさせていただいたクライアントのみなさんや、同志とのつながり・・・。枚挙に暇がありません。自分だけでは味わえなかった世界が私の人生を導いてくれました。
だから、これから接する方々にはそれこそ鬱陶しくてしかたがないかもしれませんが(笑)。私は、まだ、この世を去ることができない。このことは、士魂商才第八十九号(令和二年十月号)~第九十二号(令和三年正月号)までに述べてまいりました。
でないと、これまで私を素晴らしく導いてくれた方々に応えることができないまま人生を閉じることになります。これまで接した後輩たちに価値を遺せないまま人生を閉じることになります。このまま閉じても誰にも迷惑をかけないけれど(笑)。
世界で唯一神話の時代から歴史が連続した人間社会の奇跡の國 我が國 日本。素敵な素敵な愛してやまない我が國。これまでそんな我が國を創造してくださった我が国の先人たちに応えたい。
愛する人と愛する國家の為に命を懸けて我が國を護ってくださった英霊の方々に天國に行ったときにほんの少しだけ「寳德、よくやった」とほめていただきながらお酒を酌み交わせていただけたらいいなあ。そして、ほんの少しそんなことを「観」じてくれた後輩たちが天國に来てくれたときに「おいしいお酒を」酌み交わしたいなあ。世界で、臣民がこんな風に思えるのは我が国だけです。「残す」のではなく「遺す」。そんな思いを少しでも後輩たちに遺せたら。
感謝合掌
皇紀二千六百八十一年 令和三年二月吉日 株式会社 経営戦略室 代表取締役 寳德 健
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