【第九十三号:絶滅危惧種の独り言】
弊社月刊誌「士魂商才(しこんしょうさい)」第九十三号です。タイトルは「絶滅危惧種の独り言」です。
先日、お読みいただいているKNKさんから「日本にもまだまだ同じ絶滅危惧種が存在することをうれしく情報共有しています」という、なんともうれしいお言葉をいただきました。
最近よくあるのが、「誰が正しいかではなく、何が正しいか」を人に問うと、「誰が正しいか」を答えながら、「今は、それが普通なんです」という「何が正しいか」という愚かな答えをよく聞きます。
異常なマジョリティが普通になるから世の中がおかしくなります。
なら「何が正しいか」を追求する絶滅危惧種で結構!
というか、うれしくてたまりません!
私たちの年代が受けた教育はほとんどが嘘でした(すべてではありません)。生きる羅針盤をその嘘に置きました。次の世代に嘘を引き継ぎました。平気で日章旗の赤いところに字を書いて喜んでいます。正しい本がほとんどありませんでした。でも、そのことに対して主語を他人にするつもりは毛頭ありません。自分たちの責任です。
息子たちの世代のように正しい本が出始めたのがうらやましくて仕方がありません。ただし、正しい経済を遺せなかったので、心が疲弊している人は多くいます。
かつて、資本主義の奇跡といわれた「一億総中流社会」を実現した我が國。当時は、少し働けば年収500万円程度は稼げました。今は、250万円~300万円がせいぜいです。これでは少子化対策や地方創生を実現するときに、國民から半分近くを吸い上げて政治家や無能な官僚がばらまいている状況では絶対にうまくいきません。
我が國の國民が政治家や官僚がいなくても、天皇陛下がおつくりになる國体があれば、民は自然に工夫をして社会を創造していたのは歴史をみてもわかります(正しい歴史を学習すれば)。働き方改革、コンプライアンスやジェンダーなどの愚民化政策も歴史に鑑みれば我が國には全く不要です。なのにそれをメディアが賛美します。最悪なのは、それを企業経営者が追従して、社員に強要していることです。昔の商家の奉公人は給金はありませんでした。だけど、盆・正月の里帰りや嫁入りによる退職の時には、信じられないぐらいのサポートを経営者がしていました。家族です。
書生たちは、素晴らしい大人たちのもとで育ちました。彼らが次々と世の中を支える人財となりました。寄付が世の中を救いました(今は官僚が吸い上げる)。
そんなことを今の私たち大人が知らない社会になりました。関西弁で言うとこんなんでしょうか??? けったくそ悪いわい!!!
でも、主語を他人にしない。これが絶滅危惧種の独り言。今月号もお楽しみください。 感謝合掌
皇紀二千六百八十一年 令和參年二月吉日 株式会社 経営戦略室 代表取締役 寳德 健
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