【第九十六号:鼻たれ小僧の不易流行(経営におけるダイバシティの「統治」)】
まずは、お詫びです。九十四号(令和三年三月号)・九十五号(令和三年四月号)は、亡父の記事が主体になり本誌の記事が不十分でした。お詫び申し上げます。また、先月号の手紙と本誌の内容に辻褄があわずに重ねてお詫び申し上げます。
昨年四月に、ワクチン投与がはじまる今年4月ごろになったら新型コロナウィルスパンデミックですが、パンデミックからエンデミックになりつつあります。
エピデミック:地域的で短期的な感染症の流行 インフォデミック:ネットで噂やデマも含めて太陽の情報が氾濫し現実社会に影響を及ぼす現象(感染症の時にはインフォデミックが起こりやすい) パンデミック:感染症の世界的大流行d エンデミック:特別な感染症であった時期を過ぎ恒常的に社会に存在する時期 |
エンデミックについては本誌でくわしく解説します。
当初、「たしかに感染力が高いウィルスだ。だけど致死率が低いためにそんなに危険ではないかなあ。ウィルスが死なないから長続きするだろうけど」と考えていた新型コロナウィルスですが短期間にどんどん出現する変異株がやっかいです。つまり、ワクチンをつくっても変異するので、完全にウイルスを0にしない限りこの脅威はますます増してくるでしょう(新種のワクチンが必要になる)。支那共産党のように感染者をぶち殺すことができればいいのですが、我が國ではそれは不可能です。
さて、このウィルスとどううまく付き合っていくかという時代がやってきます。
生活やビジネスの在り方が大きく変わるでしょう。言ってみればチャンスです。ピンチととらえると受けるリスクがどんどん増します。
幸い、ITを中心にその世に対応する新しい技術が開発されつつあります。技術を活用するだけではなく、それに伴い生活様式・ビジネスモデルを大きく変える時代となります。ただし、キーワードは不易流行です。出現している新しい技術(流行)は、生活やビジネスに多様化(ダイバシティ)を求めますが、ダイバシティをそのまま使うと、基軸がないなさけない生活や経営となります。今こそ、理念・戦略・目的によってダイバシティを統治する時代を築き上げるチャンスです(マネジメントではだめです。マネジメント(管理)ではダイバシティの分散を御すことはできない)。今月号はそのテーマでまいります。まだ六十三歳です。明治の人に言わせれば鼻たれ小僧。出番が来ましたね。楽しみましょう。
感謝合掌
皇紀二千六百八十一年 令和三年五月吉日
株式会社 経営戦略室
代表取締役 寳德 健
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