士魂商才第九十六号(令和三年五月号)解説(皇紀弐千六百八十一年 令和三年六月六日 五)

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任務分析③

 軍事用語に「METT-TC」という言葉があります。

M:任務 Missonn
E:敵情 Enemy
T:地形 Terrain
T:部隊 Ttoops
T:時間 Time
C:民事 Cvil Consideration

の頭文字です。日本語でいうと「任務分析」です。

 任務分析を具体的に言うと何か。昨日の、トンカチの話しを思い出しながら読んでください。
 軍隊は戦争を自分で意思決定ができません。それがシビリアン・コントロールです。

 自分で意思決定が出来ないのに、いざ戦闘になったら(戦争だけではなく)、負けることは許されません。民間企業のように「雨が降ったから戦闘(戦争)に負けました」とは言えません。

 だから

・目的:目標よりも上位の概念
・目的達成のためにやるべきこと
・手段:目標達成のためにやるべきこと

の順番で物事を遂行していきます。往々にして企業現場ではこの「目的」がないために「くだらない目標」と「手段」が共有されないことがあります。目的がない上官になどついていきたくありません。

 そして二つ上の上官の目的を知らないと、いざ、戦闘になった時に、上官がやられたら右往左往してしまいます。

 もう一つ敵の目的を情報から予測し自分たちの目的を創る必要があります。

 次回はもっと具体的にしましょう。

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このページは、宝徳 健が2021年6月 6日 17:05に書いたブログ記事です。

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