有事においては戦場における「決勝点」に、戦闘力を早く集中した方が有利な立場に立ちます。
喧嘩もそうですね。喧嘩の弱い奴は総じて最初の寄りが遅く、最初の一撃が弱い。
仕事は、「女をめでるように、そして、喧嘩のように」です。勝負ところが来たら一気に攻める。
これを誤って我が國を滅亡に導いたのが武官では山本五十六、文官では近衛文麿です。
山本五十六は戦力の逐次投入をやってしまいました。「一年ぐらい(でしたっけ)は存分に暴れて見せましょう」って、一年経ったら負けます、と宣言しています。そんな軍人いますか。
今は、喧嘩をしてはいけませんと教えます。暴力と喧嘩の違いも判らない人間ばかりです。そんなことであの野蛮な欧米・支那・ロシアに勝てますか。
閑話休題。だから(正しい)喧嘩が出来ない男の子が増えています。仕事でも。逆に陰湿な「暴力」が多くなっています。
任務分析は、仕事の理想である不易と今やるべきことの流行をに一致させています。
M:任務 Missonn
E:敵情 Enemy
T:地形 Terrain
T:部隊 Ttoops
T:時間 Time
C:民事 Cvil Consideration
の頭文字です。日本語でいうと「任務分析」です。
組織で部下が動かないのは部下の責任ではありません、上司の責任です。目的が不明瞭なのです。
吉田松陰は:姿勢にして動かざる者之未だあらざるなり
と言っています。
帝国海軍兵学校・帝国陸軍士官学校のカリキュラムは軍事訓練は半分で、のこりは慎独でした。
今、自衛隊では、「二階級上の目的を知れ」と言われています。戦場で上官が敵に殺されたとき、「どうしよう、どうしよう」と言っていたら皆殺しにされます。
「雨が降ったから売上が上がりませんでした」が民間企業では通じます。「雨が降ったから戦闘に負けました」は、自衛隊では通じません。METTsを紹介しました。
M:任務 Missonn
E:敵情 Enemy
T:地形 Terrain
T:時間 Time
自衛隊では、「本状況の特質を述べよ」との質問が来ます。そのときにこのMETTs(メッツ)を使います。主観に陥らないように。
M:自分の部隊の使命・任務は
これが末端の部下まで一致していないと部隊は動きません。
では、なぜ、このMは、どうしてそうなのか
Eがどう動くかを予想するからです。
ふたつのTはわかりますね。
これを民間企業に置き換えたらどうなるでしょう(つづく)
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