as a service(皇紀二千六百八十一年 令和三年七月九日 四)士魂商才第九十七号解説

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 例えば、製造業で言うと、メーカーが製品を作って消費者に売ったら終わりというのが、私が、二十数年前に中小企業診断士の勉強をしていたときに習ったM→W→R→Cです。

 製造業で言うas a serviceは、PasS(Productのas a service)になるですから、製品のサービス化では、メーカーが製品を所有したままで、それを利用するサービスを顧客・消費利用した分だけカウント料を支払うというモデルです。モノを保有する時代は終わりました。
 Passの一番大きな特徴はメーカーが製品を保有したままというところにあります。

 私は事故に遭ったあと、運転免許を返納しました。昔は〇〇という車を保有したい(今でもそう思う)という欲求がありましたが、つまらなくなった車市場を見ると、「車に乗る必要がある」というニーズだけ満たせばよいことになります。AIが出てきたら車の運転技術もそう大きな問題ではないでしょう。

 マツダレンタリースが出来た時には、なんて便利なものが出来たのだろうと思いました。法人客は年会費が不要です。乗った分だけ払えばいい。洗車をした時間は利用時間から引いてくれる。車検いらない。洗車いらない、保険いらない、オイル交換・タイヤ交換がいらない。タクシーより短時間なら安い。

 メーカー側も消費者の利用度データが手に入ります。

 確かに利益は減りますが、それはまた考えればいい。廃棄に責任を持つもの(薬品・冷房など)、製品の効率が良くなる余地が大きい(冷蔵庫、家電)、初期購入コストが高い、レアメタルの回収やリサイクル価値が高い、代替手段が出てくる可能性がある、でサービス設計をしてみましょう。SDGsにも当てはまりますね。

 余談ですが、冷蔵庫では部品を新しいものに入れ替えるというレトロフィットメンテナンスというサービスが出てきていますね。

 みんなよく考えるね(笑)。

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このページは、宝徳 健が2021年7月 9日 07:59に書いたブログ記事です。

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