三条西実隆は、子の公条に「古今伝授」を授け、公条も子の実枝にこれをさずけました。公条は、「明星抄」、実枝も「山下水」という、源氏物語鑑賞本があります。
実枝の段階で、三條西家の源氏物語は成熟し、鑑賞力の頂点に立ちました。そして「源氏物語の家元」として、多くの人から仰ぎ見られるのうになりました。
そして、それが、次から語る、細川幽斎に手渡されていきます。
戦国時代も後半に差し掛かります。
さて、本文。
内大臣の嫉妬からですね。
内大臣が去った後、大宮も悩んでしまいます。
大「夕霧は素敵な子だし、そんなに悪い組み合わせではないわ」
と、応援したい気持ちさえあります。
そんなところに、かわいいかわいい夕霧がやってきます。いつもは大歓迎なのですが、さすがにいそうもいきません。
大「内大臣に叱られましたわ。あなたのことで。私困っています。とんでもないことを思いつかれて・・・」
夕霧はぴんと来て顔を赤らめましたが
夕「何のことでしょう。学問所に閉じこもっておりますので、ことさらお叱りを受けることもないと思いますが」
大「まあ、お気を付けください」
さて、二人の恋はどうなるのでしょうか?
コメントする