士魂商才第九十九号 23ページ「任務分析」の解説です。任務分析とは、自衛隊のマネジメント方法です。「敗けました」と言えないマネジメント方法です。
今日は、目標の原則からなのですが。目標の分析は目的に従います。
崇高な目的があるから、達成「したい(するべき)目標」が出てきます。
目的がないケースが企業の仕事に於いて「ほとんど」です。そして、真の目標がないケースも。目標はあるけれど、目標が目的に従っていないケースもほとんどです。目的に従わない目標は、意味がありません。つまり、その目的を果たすためにはこのぐらいの目標が必要だろう、というのが目標なのです。
これを目標設定能力と言います。
目的と目標が一致し、それを部下が把握していないと、そのチームはばらばらになってしまします。また、目的と目標を設定することはリーダーの責任です(もちろんその理由が必要だが)。「みんなで話し合ってから」は通じません。逆にこれが位置すると、部下は仕事に当事者意識を持ちます。
「戦いの究極の目的は、敵の戦意を粉砕して戦勝を獲得するにある。このため、目的に対して決定的な意義を有する決定的な意義を有する目標を確立し、その達成を追求しなければならない」(自衛隊)
戦いを業務と置き換えてください。この原則は、あらゆる状況の中で思考・行動の一貫性を保つために重要です。
だから、かならず「目的→目標→手段」の順番で述べていきます。これがない業務はやめた方がいい。
目標達成はSMATで考えるそうです。(自衛隊最強のリーダーシップ 石田英司著)
S(Specific):具体的な目標を設定する。努力目標ではなrく、具体的でわかりやすいことが重要です。具体的でなければ、達成できたかどうかの判断がつかない。
M(Measurable):定量的で測定可能なもの
A(Achievabuli):達成可能なもも、身の丈を考慮して、少しつま先立ちして手を伸ばせば達成できる目標を考える。
R(Relevant):目的達成に関するもので目的達成の貢献できる内容とする・
T(Time-bound):時間的な期限がついたもの。デッドラインを設ける。BCPで言うRTOですね(目標達成時間)
次は主導の原則です。
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