BCP 2(皇紀二千六百八十一年 令和三年十月十日 参)士魂商才百号解説

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  BCPを作成する時は、まず、BIA(ビジネス・インパクト分析)というのをやります。

 地震などの災害などが起きた時に、それぞれの部署にどんなインパクトがあるかを分析ものです。
 でも、これまで感染症のパンデミックは災害の次に位置づけられていました。人が病気でいなくなるので、人繰りをどうするかというぐらいです。(BCPとは本来もっと精緻なプログラムです)。

 半年ぐらいかけて作成します。

STEP

作業項目

ツール・成果物

1.BCPの方向付け

経営方針と事業領域の確認

BCP対象範囲の特定

BCPポリシーの承認

☆BCP導入計画書

BCPポリシー

2.事業への影響を探る

重要業務と業務中断の影響

●重要な経営資源の特定

:含む財務分析

●調査結果の提出と承認

☆BIA調査票

BIAレポート(重要業務一覧、

 経営資源リスト、目標復旧時間)

3.リスクへの対応

リスクアセスメント

●リスクの低減と回避

●リスク対策の提出と承認

リスク評価シート

☆リスク対策表

☆リスク対策結果報告書

4.継続戦略の立案

継続要件の確認

●継続対策オプションの確立

●継続対策の提出を承認

継続対策シート

☆継続対策報告書

5.緊急時体制の確立

緊急時対応計画の策定

●事業継続計画の策定


6.BCPの文書化

各計画の文書化

緊急時対応計画

☆事業継続計画

☆各種添付資料

7.BCPの検証

文書チェック、●個別テスト

●シミュレーション

検証レポート

☆事業継続計画書(完成)


 これが私の今までのBCP対応です。

 すべてはRTO(目標復旧時間)の設定とそれを実現するための訓練のために。

 これまでのパンデミックはありましたが、それほどこのRTOが重視されたことはありません。

 今の、新型コロナウィルスパンデミックなんて、2年以上も復旧していません。

 では、どうすればいいか。それを次回書きます。

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このブログ記事について

このページは、宝徳 健が2021年10月10日 17:44に書いたブログ記事です。

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