じゃんけんで100回勝とうとしたら絶対に避けられない道があります。
それは、じゃんけんで200回負けることです。つまり心が折れないこと。
これが従業員と経営者の圧倒的な違いです。従業員は負けても許されるのです。私も、サラリーマン時代はそうでした。
どんなに知識が優秀でも、どんなに能力があっても、この心が折れないという「悩力」がない人は経営者になれません。一過性に稼ぐことはできても。
田中久重というかたをご存知でしょうか。発明の天才です。江戸後期から明治期にかけて我が國を救った偉人です。この方は、どれほその失敗を重ねたでしょうか。それにもめげずに努力を積み重ねました。
その田中久重が創った 芝浦製作所(現 東芝)が消滅しそうになっています。経営判断が迷走を繰り返しています。経営者の心が折れました。なんという経営判断ミスも繰り返しか。100回勝つために200回負けることを嫌っているのですね。
田中久重をルーツに持つ東芝の消滅も時間の問題ですね。
さっき、従業員と経営者の違いと言いましたが今の日本の経営者は、心が折れることを考えれば経営者とは呼べないのかもしれません。
私も気を付けます。二十年で失ったものは二十年で取り返します。もう、99回ぐらい敗けないとだめかな。
≪経営者の条件(事業者ではない)≫
①起きている現象が辛いことでも素直にそれを楽しめること
②お客様を愛して、従業員を愛して、経営を愛して、時には自分を叱れること
③心が折れないこと
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