士魂商才第百二号巻頭言(皇紀弐千六百八十一年 令和三年十二月三十一日 大晦日 參)

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 百二号と百三号の巻頭言をこのブログに載せていませんでした。すみません。

 まず、百二号(令和三年十一月号)の巻頭言です。

【第百一号:需要をどこに求めるか② フリーダムへの序章】

弊社月刊誌「士魂商才(しこんしょうさい)」第百二号です。タイトルは「需要をどこにもとめるか② フリーダムへの序章」です。

 

ある人の言葉です。「じゃんけんで100回勝とうと思ったら200回負けないとだめだ」そうです。自分の立場に固執しすぎると、こんな当たり前のことが人間はわからなくなります。でも、これは特に経営者に求められます。

 

敗けて敗けて敗けて、もうダメかなあと思ったときに、何か光が視える(敢えてこの字を使いました)。

 

どんなに知識が優秀でも、どんなに能力があっても、この心が折れないという「悩力」がない人は経営者になれません。一過性に稼ぐことはできても。

 

 田中久重という方をご存知でしょうか。発明の天才です。江戸後期から明治期にかけて我が國を救った偉人です。この方は、どれほどその失敗を重ねたでしょうか。それにもめげずに努力を積み重ねました。

 

 その田中久重が創った 芝浦製作所(現 東芝)が消滅しそうになっています。経営判断が迷走を繰り返しています。経営者の心が折れました。信じられない経営判断ミスも繰り返し。100回勝つために200回負けることを嫌っています。田中久重をルーツに持つ名門東芝の消滅も時間の問題ですね。これなら消滅して東芝はなくなった方がいい。「心が折れる」ことを考えれば経営者とは呼べないのかもしれません。日本の経営者は弱くなってますね。というか私も気を付けます。二十年で失ったものは二十年で取り返します。もう、99回ぐらい敗けないとだめかな。

 

経営者の条件(事業者ではない)

起きている現象が辛いことでも素直にそれを楽しめること

お客様を愛して、従業員を愛して、経営を愛して、時には自分を叱れること

心が折れないこと

 今月号もお楽しみください。

感謝合掌

皇紀弐千六百八十一年 令和三年十一月吉日

株式会社 経営戦略室

代表取締役 寳德 健

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このページは、宝徳 健が2021年12月31日 16:49に書いたブログ記事です。

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