久しぶりですね~。やっと、ブログの感覚が戻ってきました。去年のシリーズものを書きます。習慣と言うのは怖いですね。あれだけ積み上げてやっと出来るようになてたのに、一度崩れると立て直すのに半年か一年かかってしまいます。精進します。
源氏物語と細川優齋からでしたね。細川幽斎は、言わずと知れた明智光秀の親友です。そして、明智光秀は、幽斎の息子、忠興の妻 玉です。ガラシャ夫人です。
散りぬべき 時知りてこそ 世の中の 花も花なれ 人も人なれ
ガラシャの辞世の句ですね。
閑話休題。武将の細川幽斎と源氏物語? それを、解説してきました。前のを読みたい方は、ぜひ、「源氏物語」と検索してお読みください。
源氏物語だけではありません。伊勢物語もです。島内景二先生は、「幽斎が、『伊勢物語』 の解釈の歴史を一覧・整理した『闕疑抄 けつぎしょう』は、二十一世紀の現在から見ても決定版と言える。私は、大学における『伊勢物語』の講義はこの『闕疑抄 けつぎしょう』をテキストにすべきだと信じている」と仰います。
内容のすべてが理解でき、何が解釈上の問題となっており、何が解決し、何が解決しないかという文学史的背景が理解できれば、その人には大学院の修士課程修了レベルの学力があるとも仰っています。
『闕疑抄』には、何が書いてあるのでしょうか? つづく
本文です。いつの間にか、主人公が光源氏から夕霧に移ろうとしていますね。さすが紫式部です。ずいぶん間があいたので、前回のものをもう一度書いておきます。
上質な紙に上品な筆を使い、歌を書いて夕霧は、惟光にの息子に頼み込みます。
弟が見て、姉が見て、戸惑っているといきなり父の惟光が現れます。
惟「なんだ」 弟が逃げ出そうとしたら「誰からだ?」
弟「あの、夕霧が渡してくれって・・・頼まれて」
惟「夕霧?」
怒りが笑いに代わって。
惟「若君のいたずらか。わるくない。殿は見初めた人を忘れない。私も明石入道のようになろうかな」
光源氏は見初めた人を忘れません。その子・夕霧も同じ性格かもしれない。ならば(明石の君の父)明石入道のような人間になろうかと惟光は考えます。
えっ、雲居雁は、どうしたの?笑笑 つづく
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