昨日の日経朝刊は話題盛りだくさん。最も最近、日経がまた面白くなってきた。いろんな意味で。
1.米国の利上
米国が3月に利上げをする予定がだというのです。ひとつのキーワードは政策金利。「中央銀行が景気や物価の安定を図るための政策上の手段として上げ下げする金利」。米国の金利はFF(フェデラルファンド)と呼びます。日銀もかつてはFFのように短期金融市場の金利を政策金利としていました。でも、現在では長短金利操作(イールド・コントロール)の下、金融機関が日銀にお金を預ける際の金利の一部をマイナス0.1%、長期金利の指標となる新発10年物国債金利をゼロとする政策を導入しています。
さて、ここからは、日経に書かれていないことを。一般に金利を上げると、国内資金需要は落ちます。つまりインフレ抑制と言われているものです。ただし、米国は、「財政収支」「経常収支」の両方が赤字に陥る、双子の赤字になりやすい國です。だから、国際資金を集めなければなりません。そうすると、金利を高めに誘導する必要があります。インフレ抑制と双子の赤字のバランスをどうするか。
昨日の朝刊の社説では。「FBRは適切な利上げでインフレ抑制を」とありました。さすが日経ですね(笑:皮肉)。どうして日経と讀賣は、政府と言うより財務省よりなんでしょうね~。
トップ記事、二面社説、三面で米国利上げによる新興国の課題、五面で、(彼らが考える)その理由、十一面に「優しさ捨てたFRB」(この記事は面白かった)。に、関連記事が書いてありました。
2.大機小機
大機小機に行く前に。春秋。相変わらず駄作ですね。リベラル=共産主義だからこんな記事しか書けないのでしょう。東京オリンピックのときはあんなに反対していたのに、北京オリンピックを礼賛しています。なんのこっちゃ。
その点、大機小機は最近良い記事が多い。でも、今回は「人減る日本、活路に二つの問題」がテーマでした。たしかし少子化は大きな問題ですが、なぜ女性が子供を産まないか。金がなからです。一億総中流社会であった、昭和中期では、少し働けば、500万円ぐらいの年収は稼げていました。今は、250万円~300万円ぐらいがせいぜいです。
減税すればいいんです。稼いでもまた消費税をとられて、社会保険はバンバンあがるし。日経新聞としては口が裂けても言えませんが(笑)。
3.ハウス食品グループ
ハウス食品グループが、全社員に研修 負担抱え込み 40代以上、6割にリスク。ハウス食品が全社員に介護研修を実施しているそうです。40~50代社員の約6割が3年以内に家族の介護に直面する可能性があるそうです。「その隠れ介護」の経営リスクに今から対応しようと言うもの。
そういう時代なんですね。でも、偉いなあ~。
4.ギグワーカー対応で格差
何が言いたいかの目的がさっぱりわからない記事です。
まだ、たくさんありますが割愛。最近また新聞が面白い。朝日と毎日を除いて。
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