5つのBOX(皇紀弐千六百八十二年 令和四年三月二十五日)

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 20代から40代は、頭の中に5つのBOXがありました。3つに仕事を入れます。2つは空けておいて、緊急の仕事や家庭で起きたことに対処していました。

 それが50代になると4つに減ってしまいました。
 それでも、4つあるので、ひとつは空けておくことができます。

 60代になるとそれば3つになってしまいました。私は目いっぱい仕事をする癖があるので、そうすると3つのBOXがすべて埋まってしまいます。

 緊急事態が入ってくるとそれを無視するわけにはいかないので、1つのBOXから今やっている仕事を出して、そこの緊急事態を入れます。緊急事態が終わって出した仕事を入れなおしたらもうだめ。どこまでやっていたかが分からないから見直しにかなりの時間がとられます。

 これが仕事ならまだいいのですが、在宅勤務が多くなった今、かなりの障害が襲ってきます。

 それは、ヨメジョンウンです。自分のストレス解消で、私に言いたいことを言うので。仕事のリズムが一気に乱れます。3つとも(笑と涙)。

 出かける時も、ヨメジョンウンはストレスを解消しようとして、一気にまくしたてるので、頭の中で考えていた仕事の段取りが一気に崩れます。そして、忘れ物が出て来る時もあります。

 それをヨメジョンウンは「物忘れ」「老化現象」「じじい」という、およそ、かわいかった大昔の姿をかなぐり捨てて言ってきます。

 「今は、出かける前だから勘弁してくれ」というと、「では、いつ言えばいいのよ!!!」とまたまくしたてます。言いませんが「目的もない会話は言わなくていいわ。目的もない過去の話しまで広げていく会話を聞く時間は常にないわ」と心の中でつぶやきます。すると、「ふん、都合が悪くなると黙るのね」ときます。

 「目的もなくただとんでもないところまで広がる会話はいらなんだよ。ヨメジョウンクン」(これも言いません。

家庭の幸福は女房への降伏

 いけないいけない。自分の能力の低下を人のせいにしてしまった。

 要は、私がまた頭のBOXを5つに戻せばいいだけです。あと20年仕事をします。今年は、5BOXをもう一度取り戻す訓練をします。

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このページは、宝徳 健が2022年3月25日 07:55に書いたブログ記事です。

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