PMIとは「Post Merger Integration ポスト・マネジャー・インテグレーション」です。
M&A用語です。企業がM&Aを行う際に「初期段階で統合阻害要因などに事前検証を行い、その検証結果を基に統合後にそれを反映させて組織統合マネジメントを進めること」です。
M&Aは買って終わりではありません。
M&Aのシナジーを最大限にするために統合後に異なる企業文化を同質化することが大切です。
もちろんマネジメントもあるでしょうけれど、ここでもっとも大切になるのは、コンセプチュアルスキルによって、どう異質の二つを結びつけるかでしょう。マネジメントはその後です。
この専門家がなかなかいません。リーダーが育ちにくい日本において、リーダーシップ無しにマネジメントだけをしようとすると、組織異文化の統合は難しいでしょう。
M&Aは統合の合意プロセスばかりに目が行きがちですが、このような状況下では、統合後のシナジー効果は期待できません。
M&Aの際に陥りやすいこととして、以下の4つが挙げられます。
①簿外債務の存在
②不誠実な交渉
③契約書・価額設定の曖昧さ
④見通しの甘さ
です。それぞれのことについて言及するのはここではやめておきます。
大企業のM&Aならともかく、中小企業のM&Aは、スモールM&Aが主流となります。経営者がしっかりと当事者意識をもって進めて行く必要が不可欠です。
具体的に? 自衛隊の任務分析が一番です。このブログでも紹介しています。
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