今月号の弊社月刊誌 士魂商才第百六号は、製造業応援号です。その下書きをここでやります。
食品加工製造業は、士魂商才で詳しく書きますが、食品加工製造業は、もう飲食業と言ってもいいでしょう。百四号でパンデミックにおける飲食業は詳しく書きました。またそれはいずれこのブログでも書きますね。
ここでは、金属加工業や機械製造業(機器も含む)などについて書いていきます。
私は機械や金属のことはわかりませんが、製造業の経営については理解しています。
まず、どの製造業でも「一般的に」現場の力がかなり強いのです。職人さんが今までの仕事の仕方をなかなかな変えません。それはそれでいいのですが、いざというときに環境変化への対応ができにくいのも事実です。そんな中、三つの観るポイントがあります。
①製造現場がとてもきれい:会社を現場の社員が愛している
②指図書や日報など、製造ラインがスムーズに動く工夫が随所になされている:仕事を愛している
③商品の仕上りぐらいが素晴らしい:顧客を愛している
この3つを観ると、大体その会社のことが分かります。
よく、企業再生の現場で、改善計画を発表すると、金融機関が「営業部門はどうやって作るのか」と言います。
中小企業の製造業にとって、営業部門を強化することなど、至難の業です。無理な注文です。
では、売らなくていいのか。違います。
製造業においては、上記3つの「経営品質が営業マン」です。
まず、①についていえば、取引先企業が、どんな現場なんだろうと見学にくることがしばしばです。機械装置や床などがとてもきれいだと、この会社はすごいなとなります。ここに任せていいなとなります。
次に②です。仕事を愛しているということは不良品がとても少ないことを意味します。製造業においては、不良品比率というのが収支に大きく影響してきます。社員が仕事を愛している工場は、不良品が少ないのです。
最後に③です。我が子の様に製品を送り出す企業は、仕上がりの素晴らしいのです。素晴らしい仕上がりは、例えば、取引先の別の工場の人が、たまたまその工場に来ていたときに「この製品はどこがつくった?」となります。その瞬間に製品が商品となりそして営業マンになっていきます。
もし機会があれば、この3つをご覧になってください。
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