基準(皇紀弐千六百八十二年 令和四年四月二日 四)

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 ねずさん(小名木善幸氏)に以下の著作があります。この方の著作はみんな素敵ですね~。



 弊社蔵書より

 そこに各国の「基準」が書いてあります。
「(前略)基準点というのは、気象用語では『地球上の位置や海面からの高さを正確に測定した測量の際の基準となるポイント』のことを言います。これがもとになって地図が作成されたり、国土計画が行われます。軍事用語としての基準点は、砲撃を行うに際しての目標位置の補足のための目的ポイントです。すなわち基準点がなければ敵への砲撃が、ただのメクラ撃ちになってしまいます。刑事事件では、捜査において『現場百回』と言われます。常に原点に還ることによって真実に迫ることができるからです。これもまた言い方を変えれば、基準点に還るということです。基準点は、私たちが生きるうえで、とても大切なポイントです。

 日本という國を考えたとき、日本にも基準点があります。それが『建国の詔』であり、仁徳天皇の『民のカマドの煙』であり、舒明天皇の『うまし国』であり、天智天皇の『公地公民』であり、持統天皇の『尊重愛国』です。そしてまた縄文時代から続く日本文明の蓄積もまた基準点です。そしてそれら基準点の根幹にある者は人々が豊かに安全に安心して暮らすことのできる国への渇望です」

「人の世というのは面白いもので、すべては『ないものねだり』です。ボスが威張り、支配していて、とても民主的ではないような国では、民主主義が求められます、これら理想とされます。支配者が君臨して生殺与奪の権を握り、民衆がおびえて暮らさなければならない国であは、共に助け合って生きる共産主義がうたわれます。同様に日本では、日本列島が古来、天然の災害宝庫です。地震はやってくる、台風は毎年やってくる、津波がやってくる、ときどきは火山の大爆発まで起きたりする。そしてひとたび災害に襲われれば、たとえ生き残ることができたとしても、それまで築いが何もかもが失われることになります。では、そうした国土にあって、どうしても手に入れることができない坂の上の雲とは、どのようなものでしょうか。それが『人々が豊かに安全に安心して暮らすことができる国』です。ですから日本は古代からずっと、そのための国作りが行われてきました」

この本は、そうした日本の基準点、そして日本人が生きる上でたいせつな日本人としての基準点を、日本建国の原点に立ち返って明確にすることで、人生をひらく書となることを祈願して描き下ろした本です」

 日本人必読の書です。

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このページは、宝徳 健が2022年4月 2日 05:07に書いたブログ記事です。

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