フリーゲート艦(皇紀弐千六百八十二年 令和四年五月八日)

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 ロシアのフリーゲート艦がまたウクライナのミサイルに被弾しましたね。旗艦「モスクワ」の沈没に続いて二回目です。

 それにしても、ロシアの兵器は、戦艦も戦車も飛行機もヘリも、なんだかポンコツですよね。冷戦が終わってから入れ替えていないでそのままなにかもしれません。フリーテート艦というのは、対潜・対艦・対空のすべての戦闘に備えられている艦です。それが、いとも簡単にミサイルでやられるなんて考えられません。日本だとイージス艦が立った一基のミサイルに破壊されるのと同じレベルです。

 艦だけではありません。戦車も飛行機もヘリもです。

 あんなに簡単に対戦車砲にやられています。何年前の戦車?と言いたくなります。

 飛行機もヘリもいくらスティンガー(対空携帯兵器)が優秀でも、あんなにバンバン打ち落とせるものではありません。チャフとフレアもないのかしら???

 それと防空レーダーがまったく機能していません。

 かてて加えて戦争がへたくそです。あれだけ戦線が広がるなら兵站が重要なことは素人の私でもわかります。孫氏の兵法に反する作戦ばかりやっています。

 ロシアのGDPは、約200兆円(120円/$で計算)です。韓国の約220兆円より低い。我が國がだいたい645兆円なので(実質は560兆円ぐらい。ドル換算なので)、その半分にも満たないのです。その半分が原油やLNGなどの第一次エネルギーです。エネルギー大国((笑)?メディアが良く書く表現です。ただの産業構造が転換できない國なだけです。

 そんな國が、他國と戦争もどきのことをすれば、國が疲弊するのは火を見るより明らかです。兵器も、新しく整備できないのは至極当然です。

 だから、核に頼るしかない。北朝鮮もロシアの旧兵器を使っていましたkら、役に立たない通常兵式しか持たないことが今回ハッキリわかったはずです。

 両国は、今後、軍事力でレーゾンデートルを高めるためには、核の「使用(保有ではない)」をちらつかせるしかありません。 

 今後、怖いのは、國の経済力がなくて、軍事力に頼らなければならない國が、核の「使用」をしてくることです。

 断言します。ロシアは勝っても負けても今後、國を維持するためには支那共産党の軍門に下るしかなくなるでしょう。そうなるとアメリカの核優位が一気に核劣位になります。先ほども申し上げた、核を使うことが正当化される世界になります。かつてのデタント(緊張緩和)は、核を「使用しない」から核の価値がありました。今、人類はそれに対処する術を知りません。

 GDPから日米vs支です。でも、日本がよほどしっかりしないと。立憲共産党が、あれこれ言っている場合ではありません。支那好きの政治家やメディアや経済界や國民もそろそろ目を覚ましませんか?

 閑話休題、フリーゲート艦がタイトルでしたね。
 フリーゲート艦とは、運動性を重視した艦でしたが。今では、駆逐艦に準じ、高速性と航洋性を持って、対潜・対空・船団護衛などに用いられる艦を言います。

 ついでに我が海軍(海上自衛隊)の艦の種別を。

 海上自衛隊の護衛艦は、ほとんどが他國でいうところの駆逐艦と位置付けられています。

 あきづき型のように、対潜・対艦・対空戦闘のバランスが取れた護衛艦をDD(Destroyer)と呼んでいます。

 こんごう型の様に、艦対空ミサイルを搭載して、艦隊防衛を主任務とする護衛艦には、Guideded Msssile(誘導ミサイル)のGをつけてDDGと言います。

 いずも型のようにヘリコプターを使用して対潜作戦を担当する護衛艦はDDH。

 DDに比べて小型で、近海でも活動を担当する あぶくま型などにはEをつけてDE。Escortです。
 
 あぶくま型の後継艦がぞくぞくと出てきています。排水量も2000tから3900tに大型化しています。海上自衛隊はこの3900t護衛艦を「フリーゲート(FF)」と位置づけ、多用途(Multifunctional)のMと機雷(Mine)のMを合わせた「30FFM」という新たな艦種としました。

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このページは、宝徳 健が2022年5月 8日 06:47に書いたブログ記事です。

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