リベラルはあらゆる時代の破壊者(皇紀弐千六百八十二年 令和四年五月五日)

| コメント(0) | トラックバック(0)
 昨日も申し上げたように弊社月刊誌士魂商才の記事は、これからこちらに書くようにします。

 今日は、リベラルはあらゆる時代の破壊者です。

1.リベラルとは何か

 「リベラル」は「自由人」と訳します。決してフリーダム(自主独立)ではなくリバティ(我が儘勝手)です。時代の変遷によって訳し方はかなり変わってきましたが、その在り方は決して変わっていません。

 

 源流は「左翼リベラル」です。19世紀の思想家カール・マルクスが提唱した「革命思想」に基づいて、プロレアリタート(労働者階級)蜂起による共産主義革命による政治思想でした。共産主義は、世界中の政府と金持ちをぶち殺して、そのお金で労働者階級革命社会を実現しようとするのが本質です。でも、出来上がるのは結局は、覇道だったことはプーチンや習近平を観ればわかりますよね(覇権主義に対する言葉が王道です。世界で我が國日本でしか実現しませんでした)。

 

「共産主義」の言葉は、日本人が創った造語です。さすが、天才日本人です。この言葉からは、いや~な気分がしますものね(笑)。

 

 今のリベラルは左翼と呼ばれることを極端にいやがりますが、それは欺瞞です。リベラルのグランド・セオリー(すべての領域に適用される考え方・理論)は、すべてマルクス主義思想です(資本主義が成熟すると必ず矛盾が生まれ社会主義を経て共産主義の理想に至る)。革命思想です。それは「既存の体制・社会を破壊するこ」を言います。 

 

 ソ連(ロシアの前身:ソビエト社会主義共和国連邦)崩壊後、そのイメージから逃れようとしたリベラルは、いろいろな分野に入り込み、いつも耳に心地よいことを言います。それをメディアが扇動して大衆が騙されます。

 

2.多様性の尊重?表現の自由?少数尊重?

 左翼=リベラルは自分たちの事を「少数派の権利を守る勢力」と称します。少数派とは「少数民族」「小さな宗教」「障碍者」「LGBT」「左利き」「ジェンダーフリー」など枚挙に暇がありません。私は、少数派の生き方にあれこれ申し上げることは絶対にしませんし、それぞれが、好きに生活すればいいです。日本の戦国時代などまさにLGBTでした。

 

 申し上げたいのは、少数派が「少数を擁護する人権派」となり、少数を擁護する振りをしながら自分と違う意見を徹底的に弾圧していることです。結果的に多様性と言いながら、反対意見を弾圧する全体主義を暗に志向しています(つまり共産主義)。

 しかし、正義を振りかざす際に使う便利な言葉です。耳に心地よいことを言います。「少数民族を守れ」「LGBTにも権利を」「障碍者の人権は」「左利きに使いにくい世の中」「男女同権(男女差別は行けませんが、男女が同質な訳がない。男女は区別されそれぞれの役割を果たして生きていきます)」「ジェンダーフリーだ(これだけは本当に危険)」などなど。環境問題もそうですね。世界中に環境マフィアが散らばって、環境利得者になっています。

 

 私の周りや知り合いにもこんな方々は、たくさんいらっしゃいますが、「目を吊り上げて」「自分たちの権利を」「グレタちゃんみたいに女の子が本来もつかわいらしさなどかなぐ捨てて鬼のような形相をしながら叫ぶ」など人間らしくない行いをする人などなど皆無です。他の人と普通の生活を送っています。

 

 そこにメディアのPC(ポリティカル・コレクトレス:政治的妥当性)が覆いかぶさります。耳に心地よりので、自分をリベラルと思っていない方も騙されてしまいます。逆らうことを許さない社会が出来てしまいます。

 

 リベラルとは何か。あらゆる時代を破壊する人たちです。なので、人間は、神話を遺しました。神話は、祖先からの遺言です。

 

 では、リベラルに対抗する保守とは何か。

國体を破壊する狂気に対抗する力

です。自民党でも保守ではありません。リベラルが存在すると、保守の近代政党などできません。これが民主主義の悲劇です。アリストテレスは、はっきりと民主主義を否定しています(一人一人の國民がしっかりとすれば民主主義も素晴らしい制度になりますが)。

トラックバック(0)

トラックバックURL: http://www.soepark.jp/mot/mt/mt-tb.cgi/9096

コメントする

カテゴリ

月別 アーカイブ

Powered by Movable Type 4.261

このブログ記事について

このページは、宝徳 健が2022年6月 5日 08:50に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「士魂商才第百九号巻頭言(皇紀弐千六百八十二年 令和四年六月五日 四)」です。

次のブログ記事は「本の紹介(皇紀弐千六百八十二年 令和四年六月五日 弐)」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。