葛西敬之氏亡くなる(皇紀弐千六百八十弐年 令和四年六月十五日)

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 先月五月二十五日にJR東海の名誉会長、葛西敬之氏が亡くなりました。国鉄改革三人組の一人です。今の若い人に「国鉄」と言ってもピンとこないかもしれません。JRはその昔、「日本国有鉄道」でした。

 親方日の丸の典型でした。天文学的な赤字を抱えていました。國労、動労という労働組合が幅を利かしてその実態はひどいものでした。

 そして、日本社会党に政権をとらせない、経団連と社会主義を指示する日経連は、対立しているようで、机の下で手を握っていた出来レースをしていました。つまり、國鉄を現状維持で行こうという。
 ここに敢然と立ち向かったのが国鉄改革三人組でした。葛西さんの辣腕なくして、國鉄改革はなかったでしょう。

 例えば、國鉄民営化の会議をしている時、民営化推進の人の後ろには、労組がいます。そして、変な発言をしようとすると、後ろから、コンコンと椅子を蹴ります。ひどいものです。

 葛西さんは、國鉄改革だけではなく、日本を強くするという意志を持たれていました。國土の革新的地域には、新幹線投資を集中させ、人流と物流を最大化させるという構想を持たれていました。その証拠に、リニアモーターカーは政府のサポートを待たずして、JR東海は五兆円の投資を決定しています。鉄道と言うのは、膨大な固定資産投資をしますので、本来なら民間企業というより政府の仕事になります。

 まさに、フリーダムの思想です。

 その構想におバカな静岡県知事が駄々をこねる子供のように立ちふさがります。静岡県民はよくあんな知事を選ぶものです。

  リニアモーターカーを見ずに亡くなりました。さぞ、無念なことでしょう。

 悲しんでばかりはいられません。私たちが志を継がなくてはなりません。葛西さん、安らかにお眠りください。お疲れさまでした。あなたがいなかったら日本はどうなっていたのでしょう。

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このページは、宝徳 健が2022年6月15日 13:25に書いたブログ記事です。

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