昨日、TVを観ていたら、なんと宇佐美のCMが!!!! 初めて観た~。俺たちは元売ではないんだ。小売りの雄だというCMでしたね。宇佐美の親父さんがご存命ならなんていうか知りませんが(笑)。これも、不易流行なんですかねえ。宇佐美の皆さん、不易も忘れないでね。
サラリーマン時代宇佐美の親父さんには、実の子供の様に厳しく(笑)、やさしくかわいがっていただきました。楽しかったなあ。私の人生を創った大きな方との出会いです。
親父さんの日々はルーティンが決まっています。雨が降ろうが晴れようが。誰が来ようが、来まいが。事務所にいようが出張に行こうが・・・・。これが並みの人間にはできない。すごいなあ、と、いつも思っていました。
親父さんと話したい時には、日曜日に行くのが一番です。だ~れも来ないから、大好きな親父さんと仕事の話をたくさんできます。親父さんは、始終ニコニコしながらいろiいろな話しをしてくださいます。その話を聴くのが楽しみでしかたがありませんでした。
もうひとつ、親父さんは、一年で一日だけ休みます。どんなに私が我が儘を言ってもこの日だけは会えません。元旦です。
でも、次の一月二日に行くと、もう、私ごときが言ったことに対して、それはそれは喜んでくださいます。嬉しいなあ~。でもルーティンは変わらない。親父さんの仕事が終わるのを待ってから話します。だいたい一回行ったら七時間は返してくれません。「帰ります」というと「もう帰るのか?なぜだ」というから「雨が降ってきました」というと、「お前(二人の時はこう呼んでくれます。誰かがいると宝徳さん)は、雨が降ると帰るのか?」と聞きます(笑)。寂しがり屋さんです。
私が出光興産株式会社を辞めて独立してからも、しょっちゅう電話ををいただきました。それも土日に。妻が出ます。
私が仕事で出かけていることを知ると、「そうですか、宝徳さんも土日に仕事をするようになりましたか」ととても喜んでいただいたそうです。かみさんが「今日も『宇佐美です』って電話があったよ(爆笑)」と言います。
素敵だったなあ。我が國を経済成長させた経営者たちは。
大学で経済学を学んだ時に知ったことです。「欧米では自分の余暇を切り売りして労働でお金を得ている」と。びっくりしました。