憲政の常道(皇紀弐千六百八十二年 令和四年十月二十一日)

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 英国のトラス首相が辞任しました。その結果の是非はメディアに任せましょう。

 だけど、あれだけ憲政が上手かったイギリスが、この数年、憲政の常道を守っていません。
 憲政の常道とは、政権が倒れたら一度、選挙できちんと國民に信を問う!と言うものです。

 そこで第一党になった政党に政権が渡されます。日本のように普段は憲政の常道と言いながら、過半数を超える党がいなくなったら選挙後にすぐに連立政権を組むような國ではありません。

 その第一党(過半数割れでも)の党首(通常)に、女王ないし王が、首相を任命します。首相はその後組閣します。その時初めて、首相は組閣します。過半数割れか連立を組むかをその時初めて決めます。第一党の党首に、女王ないし王が反対したら、それは女王ないし王が革命を覚悟したことを意味します(そんなことはしませんが)。

 王が横暴を働き、多くの血を流してやっと確立された考え方です。だから、イギリスは不文憲法なのです。このやり方を変えられたらまたイギリスは血を流す革命を覚悟しなければならないからです。

 それがこの数年、守られていません。政権が倒れたら、その政党から次が指名されます。それを女王ないし王が承認します。これでは、「そんなものか」と習近平が笑っています。

 アメリカは大統領が威張っていますが、期間を限定した戦争以外は、大統領は、世界最弱の為政者です。アメリカで一番強いのは、司法です。

 まあ、我が國日本も、政治は最低ですね。政権を取る気がない倒す気もない野党が、政権を倒すためだけに馬鹿みたいことを國会で追求します。ミサイルがバンバン飛んでくる時に。

 大東亜戦争後の世界の枠組みが大きく崩れています(あまり良い枠組みではなかったが)。

 日本が戦争で負けたからです。常識を追求する國がなくなったから、ロシア、支那共産党、北朝鮮のような人を殺しても良い國がのさばります。欧米のような國がぐだぐだになって、先の國に馬鹿にされます。

 日本は、世界でそんなことが起きていても、政治が・・・・。語る気にもなりません。

 さあ、私たち國民がよほどしっかりとしないと、民主主義がなくなってしいます。

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このページは、宝徳 健が2022年10月21日 18:02に書いたブログ記事です。

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