昨日の「日本のようになるな④」でこう書きました。「私たち國民も物価や株価などにターゲットなどのミクロ経済(結果)にターゲットを当てるのではなくこういう事実を知った上でマクロ経済を知らなければなりません。それを次回書きます」
こういう事実というのは、日本は人災で30年間國民(GDP)を伸ばしてこなかったことやその間に他國は、貨幣流通量の発行をどんどん進め、そして、GDPを伸ばしてきたことです。
私たちの学生時代の東京は物価が世界で一番高い國でした。ビッグマックプライスというのがあって、マクドナルドは世界中どこにでもあるのでビッグマックの価格を比べると世界の経済水準がわかるというものです。
でも、我國は豊かだったので、ものを買わないということがありませんでした。サラリーマンはちょっと働いたら(真面目に)、年収500万円ぐらいはすぐに稼げました。
プラザ合意を経て、我國はバブルに向かいました。バブルがいいとか悪いとかいうのではなく、弾けたときのバブルの状態は、負債が増えたのではなく資産価値が相対的に低下したのです。
「結果」として「資産の相対的低下」をしたのに、その結果に対して「相対的に増加している負債」に対して不良債権処理を行なってしまったのです。確かにバブルの罪はありました。任侠がヤクザ化し、暴力団になりました。暴力団の目指すものがお金になりました。いきなり総量規制などで、人災みたいに資産価値を下げたらこうなることはわかっていたはずです。
リーマンショックのときにアメリカは資金供給量を大幅に増やしました。