先日、国民主権がいかに恐ろしいかということを書きました。これについて少し解説。
国民主権とは、政府を転覆(場合によっては國を転覆)してもよい権利です。フランス革命に起因しています。王様と王妃をギロチンにかけた革命です。日本人にイメージできますか?いまでも、フランスの王党派は、フランス革命を悔いています。
でも、韓国もそうですし、欧州もそうですが、すぐにデモが起きます。デモで政策を変えようとします。韓国や欧米は、デモが少ない我國を、未熟な民主主義と笑います。
冗談ではない。選挙で決めたことを国会以外で変えさせようとする。「国会は国権の最高機関で國の唯一の立法機関である」と習いませんでしたか? デモで変えさせようとするのは「テロ」です。
我國でも、ありましたよね。平和安全法案の時に、国会の外で、シールズなるものが、このテロを行おうとしました。野党の多数が、この「テロ」に参加しました。何が憲政の常道だい、立憲主義大だい。憲法改正議論では偉そうに言っているがやっているのはテロではないか。
私は、民数主義は嫌いです。政治家がすぐに曲学阿世の徒(大衆迎合主義、ぽピュリズム)になるからです。民主主義で決定された政府は往々にして、腐敗します。今の、自民党のように。それを一時期、まともにするために軍が入るのを戒厳令を言います。でも、今の我國の軍隊(自衛隊)は、戒厳令の訓練を受けていません。これも國家としての欠陥です。
閑話休題。民主主義の國は、この乱れで、政府も軍も機能しない時に革命が起きてしまいます。
これを唯一救える政体が立憲君主國家なのです。特に日本の皇室はこれができます。
民主主義政府の乱れ、軍による戒厳令も機能しないときには、初めて君主が出ていきそれを収めます。これは、立憲君主国にしかできません。
二・二六時件の時に、政府がなったく機能せずに、軍が主導した事件を昭和天皇が、近衛兵を率いて、乱を収めたとように。はっきり言って、経済政策・財政政策の失敗です。(兵と一部の将は抜群に素晴らしいが)官僚化した軍部が予算をぶんどりすぎて経済が立ち行かなくなりました。なので、高橋是清が軍事支出に増税をしようとしました。これが真の原因です。なのに、軍部内でも二・ニ六事件を支持する者が多かったのです。
また、大東亜戦争敗戦の時に、政府も軍も敗戦を決めることができませんでした。鈴木貫太郎首相が「陛下、ご裁断を」と昭和天皇に促し、昭和天皇が國の滅亡を救いました。
もちろん、君主が日頃から、民に慕われていなければできませんが、これが立憲君主國なのです。日ごろは出てこないがいざとなったら國のため、民のために命をかける。
昔は、乱や戦争になったときに、一番先に、戦地に赴くのは、皇室でした。
國民主権とはこんなにも恐ろしいのです。
こんなことを言うと、共産主義左翼リベラルから大バッシングが起きるでしょう。でも、共産主義左翼リベラルは、國を破壊するような嘘を平気でついても言論の自由だとのたまいます。このように本当のことを言うのは表現の自由ではないのでしょうか?
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