今日から、七十二候は、雨水 末候 草木萌動 そうもくめばえいずる です。
春の訪れを感じた草木多等が一斉に目を出し花を咲かせる季節です。
子供の頃、この頃から、ゼンマイ、わらび、つくし、よもぎなどを採りに行きました。小学校3年生一学期までは大阪(枚方市牧野)に住んでいたので、淀川の堤防に採りに行きました。牧野は京阪電車沿線です。淀川の堤防には母と姉妹と行きました。楽しかったなあ。
小学校3年生の夏休みから静岡県駿東郡裾野町(現 裾野市)に父の転勤の都合で引っ越しました。富士山が毎日目の前に見え、自然に溢れる街で、山菜なんかはもう信じられなぐらいたくさんあります。おやつは山に入って山葡萄などを食べていました。まだ電車が電化されていませんでした(御殿場線)。のどかでいい時代だったなあ。よろずやなんてのもあったなあ。今、裾野市は大都会になっています。
家の近くに不動の滝というのがあるのですが、そこで中学生のお兄ちゃんとお姉ちゃんがこっそりキスをしているのを見つけてドキドキしたのを覚えています(笑)。
不動の滝:裾野市ホームページより
明日から三月ですね。昨日、利休忌の話を書きましたが、今は、新暦の三月二十八日に利休忌をするようになりました。
千利休が茶会の歌詞として、最も多く使ったもののひとつが、「麩の焼き(ふのやき)」でした。
水で溶いた小麦粉を胡桃油で薄く焼き、刻み胡桃・山椒味噌・白砂糖・芥子のみを入れて巻いたものです。
とらやさんごめんなさい。画像をパクりました。
要はクレープみたいなやつです。
それと牡丹餅の季節ですね。母がバレンタインデーのお返しで父にホワイトデーにたくさん持たせていました。もらった女性も義理チョコならいいのですが、本命チョコだったらえらい迷惑ですよね🤣。
春は牡丹餅
夏は夜舟
秋はお萩
冬は北窓
です。季節によって同じ和菓子の読み方を変える日本は素敵ですね。
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以前、「あんどーなつ」という和菓子の素敵な漫画を紹介しました。このレベルになると漫画と呼んでいいのかどうかわかりませんが。
昨日、TV erでドラマを観ていたら、大好きな浜辺美波さんが出ている「私たちはどうかしている」という老舗和菓子屋さんが舞台のドラマがありました。これも元々漫画です。とても面白かったのですが、最近のドラマは漫画の焼き直しばかり。最近問題になっている「セクシー田中さん」も漫画でしたが、漫画とドラマ(木南晴夏さんも大好き!)があまりにも違うので漫画の作者が自殺してしまいました。
池波正太郎先生のような脚本家がいなくなり、TVプロデューサーが自分の稚拙な才能でドラマ化しています。かわいそうに。
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