今日から、七十二候 立春 次候 黄鶯睍睆 です。うぐひすなくと読みます。鶯は別名「春告鳥 はるつげどり」と言われています。まさに、梅の季節にぴったりの鶯ですね。
立春をすぎたら、鶯の声がなにより待たれます。昔の人々は、季節を告げる最初の「初音 はつね」を何よりも大切にしていました。
鶯は、和歌にもたくさん詠まれています。万葉集の中では、夏のほととぎすに次いで多く詠まれています。その中では、私は、この歌が好きだなあ。
鶯(うぐひす)の 待ちかてにせし 梅が花 散らずありこそ 思ふ子がため
意味は、「鶯が待ちかねていた梅の花よ、散らないでほしい。梅を愛でる人たちのために」です。
さて、立春の頃の和菓子は何かな?
一日明けた立春は暦の上での春の幕開け。この日には「立春生菓子」といって、朝に作った生菓子をその日のうちに食べる縁起物の習慣があります。また、立春大吉や、立春大福という名称で、この時期だけのお菓子を作る和菓子屋さんも見かけます。この時に食べるのは、春を感じられる梅の意匠の上生菓子やうぐいす餅、桜餅などが人気です。
七十二候と一緒に育ってきた和菓子。TVでは、洋菓子のスイーツばかりやっていますが、たまには和菓子はいかが? 和菓子は美味しいよね。
「立春大吉」は、縁起のよい意匠(デザイン)や、春らしい明るい、晴れやかな色味をつかった御菓子。「立春大福」は、滋養強壮にいい素材などをつかった餅菓子が多いです。
鶯餅や桜餅は大好きです。
ああ、たまらない。今日、走って買いに行こう。
私はこの道明寺系を一口で食べるのが好きです。
コメントする