読売新聞にこんな記事が載っていました。メディア同じ口調で、株価がバブル期よりがっている。日本の景気は回復していると言っています。
何を言っているんだか。
「12日のニューヨーク株式市場で、ダウ平均株価(30種)の終値は前週末比125・69ドル高の3万8797・38ドルだった。値上がりは2営業日ぶりで、8日につけた過去最高値(3万8726・33ドル)を更新した。」
ただ単に支那共産党の経済政策が行き詰まっているので、経済成長しないけど縮小均衡をしている日本の株価にお金が回っているにすぎません。
経済にはマクロ経済とミクロ経済があります。マクロ経済とは国家の体力をつける経済です。ミクロ経済とはそのマクロ経済から恩恵を受けた企業や消費者などが経済を活性化する行いです。
でも、我國には、マクロ経済を理解している人がほとんどいません。明治の男たちはわかっていました。敗戦前の官僚化してしまった政治家・官僚・メディア・国民にはほとんどわかっている人がいません。
敗戦前では、高橋是清、敗戦後では、池田勇人・安倍晋三とそのブレインぐらいです。田中角栄?インフレ時にインフレ政策をやった人など、マクロ経済がわかっているとは、とうてい言えません。
マクロ経済とは「巨大な(マクロ)」の視点でそのマクロの市場(財市場・貨幣市場・労働市場)を、企業も消費者も経済を活性化しやすいように活性化させるものです(市場の失敗をしない様に)。つまり、国家経済活性化のための原因創りです。
ミクロ経済とはマクロ経済を受けての政府支出・民間支出等の国家経済のために結果創りです。生産と消費の発展バランスをとる経済です。つまり需要曲線・供給曲線バランスです。
なのに曲学阿世の徒(ポピュリズム:大衆迎合主義)の政府は、ミクロ経済(結果)だけで政策を組みます。野党もそうです。政治家というのは馬鹿ばかりですね。
それを財務省が利用します。予算をつけてやるから増税を飲め!と。プライマリーバランスのために俺たちの政策を飲め!と。
日銀も利用します。安定した経済のために金利を上げさせろと。俺たち日銀は独立性を持っているのだ。と。日銀が持っているのは、日銀の独立ではありません。金融政策の独立だけです。だから喫緊の課題は、日銀法の改正で日銀総裁の首を首相が切ることができることに戻すことです。メディア?ただの勉強不足であるだけです。その勉強不足に主権者国民が騙されまくっています。
その政府・官僚・メディア・国民というプレイヤーに、マクロ経済がわかっている人がほとんどいません。
ご存知ですか? 欧米や支那は、今、「日本のようになるな」といって笑っていることを。
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