メディアがいかにマクロ経済をしらないか(朝日新聞と毎日新聞はいうまでもなくだめですが)を昨日の産経の記事からの第二弾です。時事通信社も昨日馬鹿な記事を書いていましたね。その記事に俗に言うエコノミストの言葉が載っていました。その記事で、自分が正しいんだという主張をしていますが、話になりません。エコノミストをミクロエコノミストと書いたら?
失われた30年とあって、それがまるで安倍さんや黒田さんが悪いみたいに書いています。機会があったら紹介します。
しかし、失われた30にしてしまったのは誰ですか? 安倍さんはそんな前から首相をやっていたのですか?黒田さんは、そんな前から日銀総裁をやっていたのですか?
失われた30年にしたのは財務省と日銀です。なのにそんなことに一言も触れていない。メディアは相変わらず財務省のポチです。
閑話休題。産経新聞の記事に戻ります。記事というか社説です。こんな論説委員を置いているから今の産経はダメなんです。
「リーマン・ショックなどで大規模緩和策を講じながらも、それが収まると引き締めに転じた米欧の中央銀行とは異なり、日銀だけが緩和一辺倒の路線を続けざるを得なかった。「失われた30年」とされる停滞の深みがそれだけ大きかったからだ。
2%の物価上昇率目標をいつまでも達成できなかった日銀の見通しの甘さは批判されるべきである。だが、物価も賃金も上がらないというデフレ期特有の社会通念は強固で、日銀が大規模緩和を継続してきたのはやむを得ない面があった。緩和が経済を下支えしてきた効果を過小評価するのは適切ではない」
と書いてあります。財務省が増税したからであり政治家がそれを抑えられなかったから日銀だけが緩和一辺倒になったのです。それにリーマンショックで日銀が大規模緩和策を講じた?そのTPOは?
それと、日銀は、リフレの物価目標をかかげてなんかいません。彼らは、金利を上げることしか視野にない集団なのです(黒田さん以外)。
池田勇人元首相が所得倍増計画で経済成長を実現したときも、日銀は池田さんに対して反旗を翻していました。好きなんです。物価の番人とか言いながら、金利を上げるのが。なんとまあ。つづく
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