日本のようになるな⑥(皇紀弐千六百八十四年 令和六年(2024年)三月朔日

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 本日は、我國の労働市場の硬直性についてお話しします。

 先日、この「日本のようになるな」シリーズでマクロ経済の市場についてお話ししました。

 マクロ経済の市場は、

財市場(モノの動きの市場)
貨幣市場(カネの動きの市場)
労働市場(ヒトの動きの市場)

 最近は、これに情報市場があって以下もですね。

 これらの市場を太く大き速く動かすと経済は成長するとも申し仕上げました。つまり、これらの市場の流通生を高めることです。政府の経済政策はここに集中してあとは民間に任せるのが一番です。一番というかそれた経済学の祖 アダム・スミスからの常識です。

 これに極端に反応するのが「共産主義・社会主義」です。この市場の流れを止めてしまいます。だから、共産主義が成功したためしがありません。ちょっと考えてみればわかることです。

 さて、今日は、この中の「労働市場」について、話をします。
 今の我國の労働市場に対する政策は、ミクロばかりやっています。つまり、結果に対する政策をしています。物事を解決しようとしたら結果に対策を打つ対症療法ではなく、原因に対策を打つ今治療法が必要だとも申し上げました。

 とくに政府レベルでこれをやると、「結果は無数」にあるので「対策も無数」になり、幾つもの制作が必要です。政治家はポピュリズム(大衆迎合主義)となります。その無数の対策には予算が必要ですから、予算を握っている財務省がどんどん強くなります。國の経済政策がどんどん、ミクロ経済政策になってきます。今の岸田さんの政策がそうですね。だから支持率が減ります。

 メディアも、ミクロ経済ばかり叫びます。物価がどうの賃金がどうの株価がどうのと。

 野党にもマクロ経済の感覚がないので、ミクロ経済の小さなところでしか議論にならず、國会など見る気もしない状況になります。國民は、政治が馬鹿馬鹿しくなります。主権者なのに。

 企業レベルでもそうですね。企業の会議をやっていると、往々にしてみられるシーンがあります。上司が「なぜこんな結果になったんだ!」と叫んでいることです。「あなたが上司だからだ」と叫びたくなります。

 今の、我國の労働市場は、賃金を上げるとか働き方改革をするとか、コンプライアンスとか、派遣がどうのとか、最低賃金だとか・・・。そんなこと、マクロの3つの市場を機能的に動かせば、すべ解決するのに、ミクロばかりに解決策を求めるので、政府の政策が多くなりすぎて訳がわからなくなっています。

 かてて加えて、そこに天下の悪法労働法規が襲いかかります。今の、労働法規は「人を辞めさせてはいけない」となっています。先ほど申し上げました。つまり太く大きく速く動かすことができない状態です。労働市場が活性化しないばかりか最低賃金もあいまって人手不足で困っている企業が人を雇えなくなります。

 結果、損するのは従業員です。

 派遣がどうのこうのとか、ミクロを言っている場合ではないのです。


 そして、これを共産主義・社会主義といいます。だれも成功していない共産主義・社会主義に向かっているのです。

 この真実に対抗する価値観が今の日本に存在しますか?

 このままでは、國が潰れてしまいます。政府なんか潰れても構いませんが、大好きな日本の國がつぶれたらたまりません。

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このブログ記事について

このページは、宝徳 健が2024年3月 1日 00:40に書いたブログ記事です。

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