この「日本のようになるな」と言う言葉も、この一つ前の倉山満氏の本から拾っています。世界の合言葉だそうです。
今日は、金本位制や銀本位制や米本位制や財務省型PB(プライマリーバランス)本位制等では、「信用創造」は機能しにくいことを書きます。
あっ、知らない方もいらっしゃいますよね。「Modern Mnonetary Theory」の略です。なんと、現代貨幣理論という恐ろしい訳をする人がいますが、ただの共産主義左翼リベラリストの存在価値のみで主張しているものでしかありません。共産主義左翼リベラリストの隠れ蓑です。
閑話休題。信用創造についてわかりやすく書きます。メディアでもこのマクロ経済の理論を知らない人がほとんどです。
ある人が、100万円をA銀行に預金しました。A銀行はその100万円をB社に貸し出しました。当然B社の口座はA銀行にあります。B社の通帳に100万円と書かれました。その時、実際にA銀行は実際に100万円用意する必要がありません。
A銀行はB社の通帳に100万円と印字すればいいだけです。B社がその預金の一部で仕入れ代金を支払います。預金の振り込み・振替口座で。C社もそれを全部使うわけではありません。なので、銀行が引き出しに準備しなければならない金額はわずかなのです。
最低限の準備さえあれば銀行はても日の何倍もの貸出が可能です。もしこの貨幣供給を日銀がやったとしたらどうでしょう。銀行はその貸出によって何倍もの預金を生み出します。これを信用創造と言います。
銀行が貸し出しているお金の総額は、実際はどこにあるかわからないのですが、「それが信用になり」貸し借りが活性化します。
もっともあの銀行はやばいとなるとみんな引き出しにかかります。昭和2年(1927年)に大蔵大臣の片岡直温は「東京銀行が破綻」と失言してしまい取り付け騒ぎを起こしました。政治家って本当に愚かですね。大蔵大臣自身が信用創造を殺してしまったのです。
これが◯◯本位制だと、その本位制の元となる金や銀や米や財務省PB(プライマリーバランス)などの基軸を経済成長を越えようとすると、その本位制の基軸が邪魔をします。これが我國が30年経済成長しなかった元凶です。人災です。
歴史を学ぶとこ本位制はすべて失敗しているにも関わらず國家議員の中にも「財政再建」と称してPBを支持する人がいます。國家経済と家計は違います。
もっと歴史を学べよ。
でも、あの江戸時代、田沼意次と萩原重秀はそれをわかっていたのはすごいですね。
田沼は松平定信に荻原は新井白石に失脚させられてしまい、その汚名は挽回されていません。
真理や真実を主張する人は「利権型権力」には鬱陶しいのでしょうね。
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