今日から、啓蟄 次候 桃始笑 ももはじめてさく です。
日本語は素敵ですね〜。桃がその年初めて咲くことを「笑う」と表現しています。情緒豊かな日本人は言葉の天才です。
この頃、東大寺のお水取りが行われています。そのお水を送るのが、福井県小浜市遠敷の若狭神宮なのです。信じられないぐら綺麗な水が流れている川です。
毎年三月二日にここで「お水送り」の儀式が行われます。遠敷川に注がれた若狭井に通じ、10日後の東大寺二月堂の「お水取り」で汲み上げられます。
若狭神宮は「神宮」ですから当然皇室につながります。
若狭神宮は、彦神社と姫神社があります。
彦神社の御祭神は火火出見尊(ひこほほでみのみこと)です。古事記で言うところの「山彦」です。
姫神社の御祭神は豊玉姫命(とよたまひめみこと)です。
山彦と豊玉姫命の孫が神武天皇です。
我國の歴史は、皇室が地方豪族を征服せずに平定したため、いろいろな地域に神話が遺っています。素敵ですね。
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