今日から何回かに分けて久坂玄瑞(くさかげんすい)の和歌を紹介します。
久坂は吉田松陰の門下生で、弟子の中では最も愛されていました。とても優秀だったそうです。木戸孝允(桂小五郎)などは、明治維新後「久坂が生きていたら、私などは足元にもおよばないだろう」と語っています。
でも二十五歳という若さで蛤御門の変で流弾を受けて自決しました。
ほととぎす 血になく声は 有明の 月よりほかに 聞くものぞなき
すさまじい歌ですね。久坂に歌には常に緊張感があります。幕末は、まだ、二十代の男たちが命をかけた戦いをします。その緊張感のなせる業なのでしょう。こういう緊張感の歌を紹介していきます。
【今日の私の和歌】
國難に 命おしまず 若人が 進める我國 素晴らしき國
コメントする